30日、エンゼルスの松井秀喜がマリナーズ戦で特大の17号HRを打ち、チームの5対3の勝利に貢献した(8月31日付公式HP)。

 週末のオリオールズ3連戦で1点しか得点できなかったエンゼルス打線は、この日も5回まで無得点。デッドボールと盗塁で走者を2塁に進めるのが精一杯だったが、6回、ピーター・ボージョスのセンターへの一発で打線に火がついた。2アウトから、ボビー・アブレイユがボージョスとほぼ同じところにホームランを叩き込むと、トリィ・ハンターがヒットで続き、松井が右翼二階席に飛び込む特大のホームランを放った。

 ボージョスのホームランについて、ハンターは「あの身体で、この球場のセンターにホームランを打てるなんて、ほんとに驚いた。あの一発で打線が目覚めた」といい、松井のホームランについては「二階席だよ。イチローも動けなかったね」と述べた。

 先制点をあげたボージョスは松井の一発に驚かされたという。「ヒデキのはすごかった。バッティング練習でもあんなに大きいのは見たことがない」

 この日の17号で松井は日米通算500号まであと11本となった。