「ワンピース」が大好きだという矢口真里さん

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   人気アニメ「ワンピース」のオープニングが酷すぎる、と東映アニメーションの公式ホームページに批判が殺到している。掲示板には数百もの苦情が寄せられ、炎上状態だ。歌自体が「ワンピース」のイメージに合っていない、というものから、矢口真里さんを含む「ヘキサゴンファミリー」を歌手に起用したのは間違いだ、といった批判が多い。今回の騒動についてファン達は釈明を求めているが、東映側は、オープニングや声優の変更が騒ぎになる事はよくあり、「今のところ特に説明などは考えていない」と話している。

   「ワンピース」はフジテレビ系で10年間に渡り放送されている大人気アニメ。主題歌も次々に大ヒットしており、前回までオープニングだった東方神起の「Share The World」は、オリコンや有線リクエストで1位を獲得した。そして、2009年11月15日放送分から、オープニング曲は「風をさがして」に代わった。歌っているのは、フジテレビの人気番組「クイズ!ヘキサゴンII」に出演しているヘキサゴンファミリーだ。

シリアスなシーンで「イエ〜イ♪」「ふーっ♪」

   オープニングが流れた直後から、ネットでは非難の嵐になった。非難の内容は、まず「オープニングの映像と歌が全く合っていない」というもの。例えば、主要キャラが処刑されようとしているシリアスなシーンが出ると、「イエ〜イ♪」「ふー♪」など楽しそうな掛け声が入る。「バカにしているのではないか」と感じた人も多かったようだ。

   ヘキサゴンファミリーを起用したことに対しても不満が爆発している。「おバカ」キャラを「ワンピース」の世界に持ち込んで欲しくない、というのだ。その中でも、元「モーニング娘。」で「ワンピース」の声優もつとめている矢口真里さんへの批判は痛烈だ。矢口さんは以前からアニメやマンガの熱烈なファンだと公言してきたが、それが「眉唾物ではないか」として、彼女が主題歌を歌うのは許せない、というものだ。

   批判の矛先は当初はフジテレビの「ワンピース」公式ページに向かったが、掲示板への批判的書き込みは検閲で削除される、という情報が流れたため、制作している東映アニメーションの公式ページに抗議の場が移っていった。

   同社「ワンピース」の掲示板には数百もの書き込みが殺到。現在も「炎上」が続いている。

新オープニングは1年続く?

   掲示板には、

「OPはなんであんな風になったのですか?いつも楽しみにしていた分、失望の度合いが本当に大きいです。できることなら早く変えるか、前のでいいので戻してください」
「ヘキサゴンですよね?普段、馬鹿やって意味不明な歌出したりしてんのは勝手ですが、ワンピースに関わるな!」
「東映アニメーション・フジテレビから何の説明もないのは何故なんでしょうか。これだけの騒ぎになっているにも関わらず、放置状態ですか」

などと書き込まれている。

   こうした事態を東映アニメーションはどう見ているのか。同社経営企画では、オープニングや声優が交代すると騒ぎになることはよくあることなので、暫くは静観し「今のところ説明などは特に考えていない」と話した。また、これまでもオープニングは1年程度継続して放送しているため、今回もそうなるのではないか、ということだった。

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