――現在は12月21日の東京国際フォーラム ホールAまで、10th Anniversary Mai Kuraki Live Tour 2009 “BEST”の最中ですが、10月31日に日本武道館にて開催する「HAPPY HAPPY HALLOWEEN LIVE」は、ツアーとはまた趣向を変えられるんですか?

倉木:そうですね、ハロウィンなので本当にみんなが楽しんでもらえるような。見せ方としては、どちらかというと幕張の2DAYSのような感じで、いつものツアーとは違うライブをお届けできたらいいなと思っています。みんなにも仮装とかして来てもらえたらいいなと思います(笑)。

――元々は日本の文化ではないので、ファッション感覚で楽しまれてる方が多いと思いますが、実際に仮装されたり、ハロウィンにまつわる想い出はあります?

倉木:幼い時なんですけど、「Trick or Treat」って言いながら近所の友達のおうちを回って、キャンディをもらったりしましたね(笑)。その時は黒いポリ袋を切って、お化けみたいな感じに仮装して(笑)、シールとかをいっぱいベタベタ貼って、小さいながらも楽しい記憶がありますね。ハロウィンって外国のお祭りだけど、日本でも今は結構やられている方もたくさんいますよね。そういうイベントを通して交流がすごく広がるし、そこでまた友達とかも増えるし、すごくいいものだなぁと思います。

――11月には初のアジアツアーが決定していますが、今まで訪れたアジア各国で、それぞれに個性を感じるようなことはありますか?

倉木:本当にどの国もすごく熱く私の音楽を聴いてくれて、支えて応援してくれる気持ちは基本的に同じですね。その中でも、韓国は表現する部分ですごく積極的な国だなって感じました。関係無いのかもしれないですけど、「ソウル」と呼ばれているだけあって(笑)、食べ物だったり、すごく熱いものがありますよね。中国の方だったら、一人一人の心の中でもすごく熱く応援してくれているのを感じるんですけど、ライブを通してとか、よりみんなが集まった時に感情を表に出して、すごくウワァー!って熱くなるんだなとか。そういう部分では、それぞれの国民性があるんだなと思います。

――日本の代表と言ったら大げさかもしれないですけど、逆に日本のこういう所をアジア各国に対して伝えていけたらいいなと思うことはありますか?

倉木:そうですね。例えば私は京都に住んでいた時期もあったので、日本の文化をすごく感じられる場所だし、世界的に見ても“The日本”という感じがするじゃないですか。そういう部分の良さとかを少しずつ伝えられたらいいなと思います。以前、マータイさんと環境問題に取り組んだ時に「風呂敷」をコラボレーションして作らせて頂いたんですけど、そういう日本のエコ活動も含めて、風呂敷とかの文化を伝えたりしていて。台湾では「風呂敷」を知らない方が多くて、説明しててもなかなか伝わりにくかった部分はあったんですけど(笑)。

――12月8日でデビュー10周年を迎えられますが、その先に向けてやっていきたいと考えられていることはありますか?

倉木:ちょうど今回10年間を振り返ってみて、自分自身が「色んな自分を発見していきたい」って模索しながらやってきて、あっという間に今10年目に差し掛かって。この先は更に倉木麻衣という歌手をもっとリアルに感じてもらえるように、今の気持ちを本当に包み隠さずに自分のフィルターを通して音楽をどんどん伝えていきたいなと思っていて。そういう部分でメディアの方にも積極的に出るようになったんですけど、幅広く知って頂けたらなと思ってます。

――音楽以外で、時間があればやってみたいことは?

倉木:もし時間があれば、色んな国を見て回りたいですね。その国の文化や音楽を肌で体感して、そこからまた刺激を受けて、自分の中での引き出しをどんどん貯めていって、また発信していけたらなと思うので。10年間やってきて、ここでストップではなくて、まだまだこれだけじゃないっていう自分の可能性をみんなに感じてもらえるよう、吸収していきたいなと思っています。

――「ALL MY BEST」を引っさげてのツアーも楽しみにしています。

倉木:ありがとうございます。…そうかぁ、「ホログラム」だったかー(笑)。次回の参考にさせて頂きます!

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