下川みくに
 1999年4月に発売したシングル「BELIEVER〜旅立ちの歌〜」でのデビューから、3月18日に10周年記念オリジナルアルバム「Heavenly」を発売した下川みくに。4月5日には、東京・渋谷O-EASTにてデビュー10周年ライブ「MIKUNI SHIMOKAWA 10th Anniversary Live 2009 皆さんこれからもよろ祝!」を開催。下川にとって“はじまり”となったアイドルユニット「チェキッ娘」所属にしていた上田愛美、久志麻理奈ほか5人と、今までテレビ番組やライブを通して親交のあったアニソン界の重鎮・影山ヒロノブ・奥井雅美・遠藤正明、それに青春ソングカバーユニット「NapsaQ」を組んでいた伊藤多賀之がスペシャルゲストとして駆けつけた。

 前半はニューアルバム「Heavenly」収録曲を中心に、2007年末から始まったアジアツアーでシンガーソングライターとしても世界的人気を獲得するに至り、自信に満ちあふれた歌声で客席を魅了。「tomorrow」「Naked」といった定番の楽曲や、中国をはじめアジア圏で大人気の楽曲をカバーした「ねずみは米がすき」、それに「生まれてきてくれてありがとう」というメッセージで話題を呼んだ「手紙」などを披露した。

 続いて突然のゲストコーナーが始まり、伊藤多賀之を迎えてカバー曲「想い出がいっぱい」、奥井雅美を迎えての「KOHAKU」、遠藤正明を迎えてカバー曲「ゆずれない願い」、そして影山ヒロノブを迎えてカバー曲「夢光年」を次々に披露。終盤にかけては代表曲であり、アジアでの下川ブームの火付け役となった「それが愛でしょう」「南風」を熱唱し、客席は興奮のるつぼに。本編最後には、最近の下川みくにのライブでは定番となった「もう一度君に会いたい」を客席と涙の大合唱。同曲はこの日参加した元チェキッ娘で芸能界を離れ、連絡が取れなくなっていた親友に宛てて書かれた曲で、偶然この曲を聴いた親友と再会することが出来たという楽曲となる。

 そしてアンコールでは、いよいよ元チェキッ娘メンバーが登場し、7人で「はじまり」を当時の振り付けそのままに熱唱。また、この夏には、チェキッ娘が一夜限りの再結成を行うことも発表された。最後は最新シングル「蕾〜tsubomi〜」、そしてダブルアンコールとしてゲスト全員が登場してデビューシングル「Believer〜旅立ちの歌〜」を大合唱。カーテンコールでは、サプライズとしてファンの間ではよく知られている下川母も登場し、花束を手渡されて涙ぐむ場面も。下川みくにの10周年プロジェクトはまだまだ続く。

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