17日のリーグ・アン第21節で、17位のサンテティエンヌがホームでル・マンと対戦、終始優勢に試合を進めたものの、試合終了間際に追いつかれ、1―1で引き分けた。

 松井大輔は古巣を相手にフル出場。レキップ紙の試合評によると、松井は「アクロバティクなターン」など「驚くべきテクニック」で再三にわたり華麗なプレーを披露したが、得点につなげることはできず、採点はチームでもっとも低い10点満点中4点という低い評価に終わった。

 AP通信は、松井がゴール前でGKと1対1になる2度のチャンスを逃したことを挙げ、「サンテティエンヌにとってこれから先、長く悔やまれることになる場面」と評している。

 故障で離脱していた主力が戻りつつあるサンテティエンヌだが、年明けの2試合は下位、中位のチームを相手に1敗1引き分けと低調なスタート。降格圏ギリギリの17位から浮上できずにいる。2月はリヨン、パリ・サンジェルマン、ボルドーなど難敵との対戦がつづく苦しい時期に入る。次は24日のフランス杯。リーグ戦4位と好調のレンヌを破ってベスト16入りを決め、チームの士気を上げることができるか、非常に重要な一戦となる。