プロバイダの4割がヘビーユーザーの帯域を制限していることが明らかに
読売新聞社の報道によると、プロバイダの約4割が通信速度確保のために動画共有サービスなどのヘビーユーザーの帯域を制限していることが明らかになったそうです。
また、帯域制限の導入を検討しているプロバイダもいることから、この流れはこれから先も広がっていくとみられる模様。
詳細は以下から。
接続業者の4割、「ネット渋滞」対策で通信量制限 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
この記事によると、ヘビーユーザーによる大量のデータ通信などによってトラフィックが増大し、ネットワーク全体の通信速度が遅くなる「ネット渋滞」を緩和するために、プロバイダの約4割がヘビーユーザーの帯域を制限していることが明らかになったそうです。
なお、帯域制限を実施したことによってヘビーユーザーから「通信速度が遅くなった」といった苦情が来るそうですが、一般利用者からの苦情が減ったり、全体の通信速度が改善したといった効果があったとのこと。どうやら今後もヘビーユーザーの帯域制限を実施するプロバイダが増える可能性は高そうです。
今後動画共有サービスが本格的に普及していくにつれて、以前お伝えした月額200円で帯域保証をしてくれるサービスなどを提供するプロバイダが出てくるようになるのでしょうか。
それにしても以下のリンクを見ると、規制していないプロバイダが本当にあるのかどうか怪しい気がするのですが…。
FrontPage - ISP規制情報Wiki
・関連記事
ネットのヘビーユーザーへの追加課金が現実味を帯びてきました - GIGAZINE
KDDIやGoogleなどが日米間の光海底ケーブルを敷設、YouTubeの転送量増大の影響も - GIGAZINE
ダウンロードしすぎたユーザーがプロバイダーからサービス打ち切り - GIGAZINE
アメリカのブロードバンドの平均速度は1.97Mbps、他国を下回る - GIGAZINE
オランダ、ファイル共有を合法化し、トラフィックへの課税を検討中 - GIGAZINE
記事全文へ