ミランのFWフィリッポ・インザーギが、30日(現地時間31日未明)のレッジーナ戦を前に、チームメートのアルベルト・ジラルディーノを励ました。
 ジラルディーノはパトの活躍もあって、日曜日のジェノア戦では最後の数分にプレー機会があっただけだった。ベンチを温めるやるせない姿がカメラに捉えられるなど、イタリアのメディアはジラルディーノがクラブに不満を抱いており、退団も間近だと報じている。しかし、現在は負傷中で、自身もベンチで過ごす時間の多いFWフィリッポ・インザーギは、次のようにジラルディーニにエールを送った。
「ジラルディーノには残留するようアドバイスするよ。彼は僕の考えはわかっている。僕らはピッチの外でも親友だからね。彼とパトはミランの将来を担う人材だし、僕らに夢を見させてくれる。ときには苦労もするさ。僕もユヴェントスではそうだった。前の試合で得点したのに、次の試合ではベンチとかね」
「彼は自分の能力を信じるべきだし、みんな彼の成功を願っているんだ。ベンチを温めてうれしい選手はいないよ。怒るのは当然だ。でも、正しい方向じゃないとね」
「彼は自分の役割を果たしているし、ゴールを決めている。何かを証明する必要はないんだ。彼はチームに留まるべきだよ」
 ジラルディーノは20日のウディネーゼ戦では途中出場でロスタイムに貴重な決勝点を決め、23日のアタランタ戦には先発したが、いい働きができず、ジェノア戦では試合終了直前にパトと交代でピッチに入った。ウディネーゼ戦でもパトの先発が予想される。

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