レッドソックスの地元紙「ボストン・ヘラルド」紙の電子版は、30日付けで、昨年3月のWBCで、投手コーチを務めた武田一浩野球解説者が、「今年の松坂大輔投手は、力を出し切っていない」と証言したと報じた。
 11敗目を喫した28日のヤンキース戦を観戦した同コーチは、同紙のインタビューに対して「かつて、日本でプレーしていた力の半分も発揮していていない」と語っている。
 同紙は、松坂が前日、武田コーチと談笑した際に、メジャーの長いシーズンを経験して、疲労が溜まっていること、メジャーの公式球は、日本と比べて滑りやすく、コントロールがしづらいこと、メジャーでは先発投手は100球前後で降板するが、松坂は、120球は投げたいと思っていること、などを打ち明けたと伝えている。