今大会のコーチ陣。左からトンプソン、ケン・ヤスダ、一人おいてマット・リンドランド、モーリス・スミス

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プレーオフ・シーズンまで、待ったなし。MMA唯一のチーム&リーク戦を行うIFL(インターナショナル・ファイト・リーグ)が、6月1日ワシントン州シアトルの北部にあるエベレットのイベンツセンターで、東京サーベルズ×ポートランド・ウルフパック、LAアナコンダス×シアトル・タイガーシャークスという二つのチーム戦を行った。
 6997人の観客の前で戦った4チーム、結果はサーベルズとアナコンダスがともに3勝2敗で勝利し、プレーオフ進出を決定させた。サーベルズ唯一の日本人ファイター=浜中和宏は、第2試合に出場しマット・ホーウィッチにKO負けしたが、続いて登場したウラジミール・マティシェンコとアントニオ・マッキーという来日経験組みが連勝し、同チームに勝利をもたらした。

一方、ホスト・チームのタイガーシャークスと対戦したアナコンダスは、UFCベテランのベンジー・ラダックと超新星クリス・ホロデッキが連勝。ジェイ・ヒエロンが敗れたものの、第4戦でアレックス・ショーナーがベテラン・ブラジリアン柔術家アラン・ゴエスをTKOで下し、最終試合を残して勝ち星を手にした。

この勝利でアナコンダス、サーベルズともにチーム戦績を3勝0敗とし、6月16日にラスベガスで行なわれるレギュラー・シーズン最終戦を待たずして、8月2日にスタートするポストシーズン進出が決定した。
ラスベガス・ヒルトン大会ではトロント・ドラゴンズ×NY・ピットブルス、ツーソン・スコーピオンズ×ラスベガス・ライオンズという二つの対抗戦が行なわれる。ピットブルスは、この試合で勝利した時点で、3勝0敗となり無条件でプレーオフ進出が決まるが、ドラゴンズが勝利した場合は、個人戦績が評価の対象となるので星勘定が難しくなる。
つまり、両チームが2勝1敗となり、既にレギュラー・シーズンを終えている2勝1敗のクワッドシティーズ・シルバーバックスと、チーム戦・戦績で並ぶことになるのだ。ただこの場合、2勝1敗のチームがプレーオフに進出するには、個人戦通算戦績のボーダーラインが9勝6敗になっている。ということは現在6勝4敗のドラゴンズが、7勝3敗のピットブルスに3−2のスコアで勝利した場合、ともに個人戦績は9勝6敗となり、直接対決で勝利したドラゴンズの勝ち上がりとなる。
ケン・シャムロックがコーチのライオンズは、スコーピオンズをスイープ、つまり5勝0敗で勝利してもチーム戦績2勝1敗で個人戦9勝6敗に留まり、シルバーバックスに敗れているのでプレーオフ進出はない。

ピットブルスが勝利すれば、プレーオフ進出はアナコンダス、サーベルズ、ピットブルス、シルバーバックスとなる。一方、ドラゴンズが4勝1敗以上で勝利すれば、これがアナコンダス、サーベルズ、ドラゴンズ、そしてシルバーバックスがプレーオフ進出となる。
なお、プレーオフでは準決勝がレギュラー・シーズン1位×4位、2位×3位で争われる。

Sarbres VS Wolfpack/Anacondas VS Tiger Sharks リーグ戦試合結果はコチラ

※IFL2007年シーズンの勝敗表は以下の通り
2007 Season 勝敗表(6月1日まで)
チーム名団体戦個人戦
アナコンダス3勝0敗11勝4敗
サーベルズ3勝0敗9勝6敗
ピットブルス2勝0敗7勝3敗
シルバーバックス2勝1敗9勝6敗
コンドルス2勝1敗8勝7敗
ドラゴンズ1勝1敗6勝4敗
ライオンズ1勝1敗4勝6敗
タイガーシャークス1勝2敗8勝7敗
ウルフパック1勝2敗7勝8敗
スコーピオンズ0勝2敗3勝7敗
レーザークロウズ0勝3敗4勝11敗
レッドベアーズ0勝3敗4勝11敗