ロナウジーニョは太った。彼のシルエットはこの3年以上で大きく変った」と23日付けのスペイン紙“アス”がトップ紙面で報じた。同紙は2003年12月のレアル・ソシエダ戦後と、水曜日(21日)のチャンピオンズリーグ、リバプール戦後のロナウジーニョの上半身裸の写真を並べて掲載し、ロナウジーニョが太ったことを強調。確かにウエスト回りや太腿に著しく肉が付いていることが見てとれる。体重の話題と言えば元レアル・マドリーのロナウドを思い出すが、ロナウジーニョはそのロナウドの道を歩み始めたとも同紙は伝えている。

ロナウジーニョは何キロ太ったのか?」。これについてクラブのドクターもフィジカル・トレーナーも口を噤んでいるが、一説には3キロとも5キロとも言われている。

 となると今シーズン、ロナウジーニョが今ひとつ調子が上がらない理由の一つに体重増加によるフィジカルコンディションの不調が挙げられ、それゆえにプレーにキレがないとも考えられる。ロナウジーニョはチームの全体練習には参加せず、1人ジムでのトレーニングを行うことが多い。23日もジムでのトレーニングに汗を流している。

 ロナウジーニョ自身、親しい人に「調子は良くない」と告白している。それは体重のことでもプレーのことでもないようだが・・・。そして、イタリアではロナウジーニョのACミラン移籍の噂が止まる気配もない。チームの調子が悪いとちょっとしたことでやり玉に挙げられてしまうのはスター選手の宿命とも言える。実際、ロナウジーニョが太ったかどうかは定かではないし、ロナウドと同じ道を辿るとは考えにくい。いずれにしても、ロナウジーニョがキレのあるプレーを見せることがグレーに包まれたバルサの雰囲気を変えることにもなるはずだ。

(スペイン通信)