まさかの襲撃(写真:EFE)
8日夜、インテルはアウェイでアスコリと対戦し、2−1の勝利を収めた。深夜2時30分、ミラノ・マルペンサ空港に到着した選手達を待ち伏せした約50人のサポーターが襲った。特にチームバスに乗り込まず、自分の車で帰途につこうとしたDFサネッティ、MFザネッティ、FWマルティンスの3名は四方を詰め掛けたサポーターに取り囲まれ、殴られるなどの暴行を受けた。駆けつけた警官が事態を収拾しようとしたが、サポーターの暴動は収まらず到着ロビーで爆竹を爆破するなど大暴れ。この騒動でMFザネッティは首筋を打撲する軽傷を負った。捜査当局はマルペンサ空港ロビー内外のビデオカメラを押収し、犯人捜査に乗り出している。この事態を受けインテルのファケッティ会長は「誠に遺憾だ。決して起こってはならない出来事。ビジャレアルでの悔しさ(欧州CLの敗退)をばねに、選手なりに奮起し、勝利を収めた帰り道だったのに・・・。暴力に訴えるものに“インテル・サポーター”を名乗る資格はない」と声を振るわせた。