イタリア・ローマ市は、観光名所「トレビの泉」に投げ込まれたコインを文化財の補修にまわすことを決めた。これまで回収したお金は慈善団体に寄付してきたが、市の財政が悪化していることから市の財源とする方針だ。NHKニュースが報じた。

泉に投げ込まれる金額は年間およそ1億8600万円相当になるという。長年にわたり寄付を受けていた慈善団体は「最も貧しい者への助けを奪うことになる」と反発し、地元で論議を呼んでいる。

「トレビの泉」のコイン 財政難で文化財の補修費に(NHKニュース)