中国メディアは、「日本から学ぶべきは『学び方』である」と論じる記事を掲載し、中国は学習能力が高い日本の学び方を学ぶべきだと伝えている。(イメージ写真提供:123RF)

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 国が発展するうえでは他国から学ぶことは多い。日本も鎖国をして他国との接触を避けた時代はあったものの、これまで中国や西洋など多くの国から先進的な文化や技術を学んできた。

 経済発展の著しい中国でも他国から学ぼうとする動きがあり、日本からも多くのことが学べるという声は多い。中国メディアの今日頭条は22日、「日本から学ぶべきは『学び方』である」と論じる記事を掲載し、中国は学習能力が高い日本の学び方を学ぶべきだと伝えている。

 日本と中国の関係が平和でなかった時代もあり、中国人の多くは今でも日本から受けた過去の出来事について忘れていない。だが記事は、日本には優れた一面があり、それは「学ぶに値する」と紹介。では、中国は日本のどのような点を学ぶに値すると感じているのだろうか。

 記事は、中国が日本に学ぶべきは「他国からの学び方」であると指摘し、日本人が他国の優れた事物を上手に学び取り、自分のものにできるのは日本人が「勤勉」で「向上心」があり、「誠実」で「現実を正確に把握」する能力があり、さらには「真面目」で「謙虚」という特性があるからだと指摘。こうした特性があって学習能力が高いからこそ、日本は第2次世界大戦で敗れても短期間のうちに工業革命を成し遂げ、経済大国にとなることができたのだと強調した。

 結論として記事は、過去の出来事ゆえに日本から学ぶことに抵抗を感じる中国人もいるかもしれず、こうした感情は拭い去ることはできないとしながらも、日本との国交には歴史があり、最も関係性が深いのも日本であると主張し、中国人にとって日本は他の国よりも文化が近いために学びやすいという特徴もあるのだと結んでいる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)