中国では男性がマイカーやマイホームを持っていないと、理想の相手と結婚できないばかりか、結婚すらおぼつかないという状況がトレンド化している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・今日頭条は18日、「日本の女性は結婚相手を選ぶ際に、相手が家や自動車を持っているかどうかを重視するのか」とする記事を掲載した。

 記事は、「現在、中国では男性がマイカーやマイホームを持っていないと、理想の相手と結婚できないばかりか、結婚すらおぼつかないという状況がトレンド化している。では、外国ではどうなのだろうか。日本の女性は相手が家や自動車を持っているかどうかを気にするのだろうか」と疑問を提起した。

 そのうえで「答えはNoだ」と否定。その理由としてまず「日本は1990年代初めにバブル経済の崩壊を経験した。その後、日本人女性の伴侶選びの基準は、単に高収入の人に飛びつくのではなく、収入の安定性に重きが置かれるようになった」と説明している。

 また、女性の社会的地位が高まったことで女性自ら家や自動車を購入できる機会が増え、男性に頼る必要性が薄れたことを指摘。「時代の変化により、それまで家庭を守って当然と見なされてきた女性が外で働くようになり、独立した経済能力を持つようになった。家も自動車も自分で買えるようになり、パートナー選びからこの要件が外されたのだ」とした。

 さらに、日本人と現在の中国人との間で不動産に対する考え方の違いがある事にも言及。「日本人たちは家を買うことに熱をあげないし、ましてや不動産を買って利益を得ようとは考えないのである」と伝えた。

 記事は最後に「日本人女性が結婚条件として家や自動車を求めないのは主に、日本の女性が家庭の束縛から解き放たれて、自分の権利や利益を守る術を知ったからなのだ」とまとめている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)