ディーアンドエムは10月30日、勝手にランキング「業界のイメージ」関するアンケートの調査結果を発表した。調査は10月23〜25日にインターネットで実施し、20歳以上の男女約7000人から回答を得た。

「業務内容が過酷そうなイメージがある業界」を聞くと、1位「物流・運送」(19.9%)となった。具体的なコメントとしては、

「運転中に眠くなってしまいそう」
「かなり神経を使いそう……」

という声が寄せられた。

業務内容が過酷そうな業界2位にも僅差で「IT・メディア」が

2位は0.1ポイント差で「IT・メディア」(19.8%)となり、以降「金融」(12.9%)、「建設・不動産」(9.8%)、「サービス」(8.3%)、「飲食」(7.0%)、「小売・卸」(4.6%)、「自動車」(4.5%)、「エネルギー・資源」(1.8%)などと続く。

これについて同社は、「『過酷』と言われると、拘束時間や業務時間よりも、その仕事を通して与えられる、体力面や精神面の負担を想像するようです」として、

「そのため、勤務時間帯が遅い時間帯も含まれる『物流・運搬』を選んだ人が多かったようです」

とプレスリリースで説明している。

また「ブラック企業なのは?」と聞かれて想像する業種を聞くと、1位は「IT・メディア」(18.2%)となった。次いで「飲食」(13.5%)、「サービス」(13.3%)、「建設・不動産」(11.6%)、「物流・運送」(11.4%)と続く。

しかし給料がよさそうな業種2位にも「IT・メディア」がランクイン

ちなみにディーアンドエムの調査では「給与がよさそうなイメージがある業種」について聞くと、1位は「金融」(36.9%)と約4割が回答している。次いで「IT・メディア」(31.2%)がランクインし、他業界に大きな差を付け2トップとなっている。

DODAが発表した職種別の「平均年収ランキング2016」によると、1位「投資銀行業務」(777万円)、2位「運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)」(773万円)と金融計専門職がランクインしている。また技術系(IT/通信)については8位「ITコンサルタント」(627万円)、11位「研究開発」(597万円)が上位に入っている。

給料がよさそうなイメージがある業種ランキングについては、以降「自動車」(6.1%)、「小売・卸」(3.8%)、「建設・不動産」(3.5%)、「サービス」(3.4%)、「エネルギー・資源」(2.5%)、「物流・運送」(1.4%)、「精密機器・機械」(1.2%)、「生活関連・衣服・装飾」(0.8%)、「食品」(0.7%)、「飲食」(0.5%)と続く。