19日、韓国メディアによると、国政に介入した疑いで逮捕、起訴された朴槿恵大統領の友人・崔順実の最側近が、検察による取り調べで「サムスンは崔氏の前ではヘコヘコへつらっていた」と述べたことが分かった。写真はサムスンのロゴ。

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2016年12月19日、韓国日報によると、国政に介入した疑いで逮捕、起訴された朴槿恵(パク・クネ)大統領の友人・崔順実(チェ・スンシル)の最側近が、検察による取り調べで「サムスンは崔氏の前ではヘコヘコへつらっていた」と述べたことが分かった。

この供述は、サムスンが崔氏の娘であるチョン・ユラ氏の乗馬練習を支援するために崔氏所有のドイツ法人と締結した220億ウォン(約21億円)台の契約が「対価性金銭取引」だったことを裏付ける証拠となる。同供述が含まれた取り調べ記録を分析した特別検察官チームは、「サムソンに関する朴大統領の第三者供賄罪の立証は十分に可能」と判断したという。

司法当局は18日、「崔氏による国政介入事件」を捜査するソウル中央地検特別捜査本部が、大韓乗馬協会のパク・ウォンオ前専務に対する参考人調査で、崔氏とサムスンの間で結ばれた契約の実体に関し、非常に具体的な供述を確保したと明らかにした。チョン氏の乗馬練習指導をきっかけに崔氏の側近となったパク前専務は、チョン氏のドイツでの合宿練習をサムスンに提案するなど、崔氏とサムスンをつなぐ「架け橋」の役割をしていたとされる。サムスンは昨年8月、乗馬選手の練習支援、馬購入費の支援、コンサルティングなどの名目で崔氏のドイツ法人である「コレスポーツ」と計220億ウォン台の契約を締結した。

これに関し、パク前専務は検察で「支援する側のサムスンが強い立場にいるべきだが、むしろ崔氏側があれこれと指示をした」とし、「上下関係が逆になっていた。サムスンは崔氏の前ではヘコヘコへつらっていた」と明らかにした。サムスンから崔氏親子に実際に支援された金額は80億ウォン(約79億円)に達するという。検察はこの供述を基に崔氏や朴大統領の第三者供賄罪について捜査を進めてきたが、特別検察官チームが発足したため、最終的な結論を出さないまま事件を送致した。特別検察官チームは同契約の不公正性に注目し、サムスンがグループの懸念に対する支援を求めて崔氏や朴大統領に事実上の賄賂を渡したとみている。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。

「サムスンはまだ技術に自信がないの?今も政経癒着を試みているのなら経営をやめてしまえ。国の恥だ」
「明らかに賄賂。対価を望まずに金を渡す企業なんていない。どんな手を使ってでも事実を明らかにしてほしい」

「本当に腹が立つ。家にあるサムスン製品を全て捨ててしまいたい」
「道徳的でない企業の製品は買いたくない。不買運動を始めよう」

「サムスンが正直に話してくれたら、捜査の半分は解決するのだろう」
「世界トップレベルの企業が1人のおばさんにへつらうなんて情けない」

「サムスンに韓国の代表企業でいる資格はない」
「韓国国民は今すぐ『サムスンが滅びたら韓国も滅びる』との考えを捨てるべき。政経癒着の中心にいるサムスンが滅びてこそ、韓国の未来は明るくなる」(翻訳・編集/堂本)