日本勢唯一のトップ10入り 堀琴音の名前がリーダーボードでひと際目立っていた(撮影:米山聡明)

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<TOTOジャパンクラシック 初日◇4日◇太平洋クラブ美野里コース(6,646ヤード・パー72)>
 日米共催試合「TOTOジャパンクラシック」が4日(金)に開幕。その初日、ベスト10に名を連ねた日本人は堀琴音だけだった。
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 OUTから出た堀は8番パー3でピンハイ1.5mにつけて最初のバーディを奪うと、続く9番パー5では残り105ヤードからの3打目を30cmにつけて連続バーディ。最高の流れで折り返すと、バックナインではボギーを2つ叩いたが、それを上回る3バーディを奪取。3アンダーまで伸ばし7位タイで初日を終えた。
 昨年は秋口から調子を崩したが、今年は10月に入って以降も「日本女子オープン」で2位、「富士通レディース」で3位に入るなど充実ぶりがうかがえる。その理由としてゴルフの調子と共に挙げるのが体力だ。
 「よく食べて、よく寝て体力を回復させているのはもちろんですが、消耗が減ったことも大きいと思います。去年はQTランクでの出場だったので、この時期になってくるとマンデートーナメントに出場しなければならない試合も増えてきて、一週間に2試合やっているような感覚でした。体力だけでなく精神的にもきつかった。それが今年は無くなったのは大きいと思います」。出場した試合数はほぼ同等でも、それまでの過程がシードを獲得する前と後では雲泥の差だ。
 開催コースもある程度覚えたことで何度も練習ラウンドをする必要もなくなり、疲れていると感じれば火曜日の練習も休んで、体調を整えることができる。そういった体力、気力の余裕が上位で戦えている要因だと語る。
 「今週は海外の選手がいる中でどこまでできるか、挑戦の週だと思っています」。そういったアグレッシブな姿勢も好発進につながっている。「明日以降も今日みたいなゴルフをしていきたい」。残り2日、前を走る海外勢に食らいつくだけの活力が今はある。

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