【光は絶望のなかにあり!?】つい納得してしまうネガティブな名言8選

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生きていく上で切っても切り離せないのが「人間関係」。異なる考えを持つ者同士、わかり合えないのも当然と言えるかもしれません。

ここでは、家入一真さんが発案し、絶望名言委員会なるものが編集した書籍『絶望手帖』より、弱さをさらけ出せずに悩んでいる人たちに向けた、至極のネガティブ名言を紹介しましょう。

01.

一度でも我に頭を下げさせし 人みな死ねと いのりてしこと

石川 啄木/歌人 『我を愛する歌』
自らの才能を認められず他人の不幸を願う様から、プライドの高さがうかがえます。でもこの気持ちは、多くの人が胸の奥に持っているのでは?

02.

面とむかって人を誉めたがるやつは、また影にまわると悪口を言いたがる。

荘子/思想家 『荘子』
「無為自然」の思想を説き、権力に反して自由であろうとした荘子からすれば、へつらうような褒め言葉は悪口のうっとうしさに匹敵するようです。

03.

友情とは、小さな親切をしてやり、お返しに大きな親切を受け取ろうとして結ぶ契約である。

モンテスキュー/哲学者 関連文献より
市民革命の基礎を築いた彼。誰もがどこかで期待してしまう見返りを、冷めた視点で捉えています。確かに人間関係の基本はギブ&テイク。

04.

智に働けば角が立つ。情の棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。

夏目 漱石/作家 『草枕』
有名な『草枕』の冒頭。このあと、住みにくい世の中を住みよくしていかなければならないと続き、そのために芸術で心を豊かにしようと展開します。

05.

もしも犬が言葉を話せたら、われわれ人間同士と同様、犬とも付き合いにくくなるだろう。

カレル・チャペック/作家 『Men and Dogs』
ほのぼのとした童話や戯曲の中にシニカルな視点を光らせる彼らしい言葉。「言葉が通じればわかり合える」なんて思い込みかもしれないですね。

06.

人は言うべきことがなくなると、決まって他人をけなす。

ヴォルテール/哲学者、歴史家 『コルネイユに関する注釈』
反骨精神旺盛な彼は、民衆に対してはもちろん、政府まで容赦なく批判。自分の戯曲への酷評は、こう切り返していたのかもしれません。

07.

「小賢しい馬鹿は、ただの馬鹿よりももっとたちが悪い」

モリエール/俳優、劇作家 『女学者』
女性には学問が不必要とされていた17世紀。彼の戯曲のこのセリフは、上流サロンに集う、教養を鼻にかけた才女を遠回しに酷評したもの。

08.

「この世に人間くらい残虐な性質を持った獣はいないよ。狼でさえ共食いしないのに、人間は人間をがつがつとむさぼり食うんだからな」

ガルシン/作家 『信号』
鬱々とした帝政ムードの中で生きる人々の心情が描かれた作品内でのセリフ。精神疾患に侵されていた彼にとって、世の中はこんな風に見えていたのかも。

『絶望手帖』 (発案:家入一真)

「死にたい」と「生きたい」は同義語であるという観点から発案された、絶望的な名言を集めた1冊。人生はきれいごとだけじゃないと、ニーチェ、太宰治などの偉人からTwitterユーザーの一般人まで、読むことで自分の弱さをさらけ出せるような、思わず共感してしまうネガティブな言葉を多数収録。