【衝撃】どん兵衛にバター入れて食べると革命的ウマさ! バターどん兵衛最強伝説

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こんにちは、グルメ研究家の空条海苔助です。今回は「激ウマなカップラーメンの食べ方を教えてほしい」というリクエストがあったので、ゲストで書かせていただくことになりました。よろしくお願いします。

コンビニはグルメの宝庫



私は、微妙そうに見えるけど美味しい料理を探し求める「世にも微妙なグルメの本」という書籍を出版し、数々の名店を紹介しているのですが、いまやコンビニもグルメの宝庫。味にだけ焦点を当てて批評すれば、ミシュランやザガットに載っていてもおかしくないくらいウマイ商品がコンビニにたくさんあります。

皆さんご存知の「どん兵衛



今回は「激ウマなカップラーメンの食べ方を教えてほしい」という要望でしたが、ちょっとだけ勝手にテーマを変えて「激ウマなカップうどんの食べ方」を紹介したいと思います。そうです、皆さんご存知の「どん兵衛」です。

ワンランク上の美味しさ





どん兵衛はツルッとした表面の滑らかさと、やや強い力でブチブチッと切れるコシの強さ、そして「カップうどん」としてのスナック感、インスタント商品の世界においてパーフェクトに近い商品、いや、作品といえるでしょう。そんなどん兵衛ですが、簡単に手間をかけず、ワンランク上の美味しさを引き出すことができるのです。

どの食べ方にも応用可能



最近はどん兵衛を10分間待って食べる「10分どん兵衛」、むしろ短時間で食べる「1分どん兵衛」、食べてないけど食べたつもりになる「イメージどん兵衛」などをやっている人がいますが、今回ご紹介するテクニックは、そのどの食べ方にも応用できます。

バターを入れて食べる



どん兵衛を革命的に美味しく食べる方法、それは「バターを入れて食べる」です。バターは必ず有塩バターを使用し、「ちょっと入れ過ぎかな?」と思うくらい入れます。そうすることで、どん兵衛のコクと「のどごし」が増幅されるだけでなく、麺から溢れる旨味成分とバターの成分が作用して、新しい旨味を生むのです。

普通なら体験できない世界





無塩バターの場合でも美味しくはなりますが、コクは得られても旨味の増幅が小さいんですよね。そもそも、どん兵衛はスッキリアッサリ系のスープなんです。だから有塩バターを入れても塩辛くならないし、むしろ有塩のおかげで旨味の作用が生まれ、美味しさが増すのです。また、乳成分の存在により、どん兵衛に新たに「スープの滑らかさ」がくわわるので、普通に食べていたら体験できないグルメが堪能できます。

バターを豪快にたくさん入れよう





この記事の写真ではゴルフボールほどのバターを入れてますが、もっと豪快に多く入れても良いくらいです。私の場合はこの2倍ほどの量をどん兵衛に投入します。重要なのは、バターを入れてからお湯を入れるという流れで調理するという点。そうすることで、スープや麺にバターがなじむのです。

バターどん兵衛は4〜5分





バターが麺に膜を作ってお湯の浸透を妨げるのですが、それがむしろ功を奏し、硬めでコシの強さを増強します。麺の硬さは人によっての好みが違うので、だいたい4〜6分以内でフタを開けると良いでしょう。私の場合、硬めが好きなので普段は2〜3分でどん兵衛のフタを開けますが、バターどん兵衛の場合は4〜5分でフタを開けます。

北海道のどん兵衛





どん兵衛は地方によってスープの味に違いがありますが、すべての地域のどん兵衛にバターを入れて試した結果、どこのどん兵衛でも美味しく食べられました。しかし、ズバ抜けて美味しかったのは北海道のどん兵衛



北海道産の利尻昆布を使用したダシを使用しているのですが、スープがやや甘めで、有塩バターの美味しさが激しく生えるダシなんですよ。北海道の人はすぐに試せますが、そうでない人は、北海道に行ったら試してみてください。激ウマですよ。

バターの種類により味も変化





ちなみに、バターの種類によっても味の違いが生まれますので、いろんなバターを試してみるといいですよ。私の場合、普段は雪印のバター、まろやかさを強く感じたいときはカルピスバター、贅沢したいときはボルディエのバターがお気に入りです。

実は他にも良いバターがあるのですが、それはまた別の機会にご紹介します。皆さんもバターどん兵衛、試してみてくださいね。

■空条海苔助プロフィール

グルメ評論家でありグルメ研究家。ブログ「世にも微妙なグルメガイド」を開設し、「世にも微妙なグルメの本」を出版。「ブロガーが決めるブログ大賞」大賞受賞、NHK『これであなたもブログ通!』「ブログおもしろ感動大賞(グランプリ)」受賞などの実績を持つ人気ブロガーであると同時に、テレビ東京「TVチャンピオン」焼肉王選手権・デカ飯盛り王選手権にてそれぞれ準グランプリ獲得という異色の経歴を持つ。ここ数年はネットにおけるグルメコンテンツのアドバイス等を生業としている。

■執筆・監修:Mr. Fox

執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/