学生の窓口編集部

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大学生のみなさんは、朝何時に起きていますか? 毎朝早めに起きて朝の時間を有効活用している人もいれば、ギリギリまで寝ていたいと遅めに起きる人もいるはず。実際のところ、日本人は朝、何時頃に起きている人が多いのか気になりませんか? 今回は日本人の平均起床時刻についてご紹介します。

■日本人の平均起床時間は?

総務省統計局による「平成23年社会生活基本調査」によると、全国の平均起床時間は6時37分(平日)。ちなみに都道府県別の平均で起床時間が最も早かったのが、青森県で6時19分。最も起床時間が遅い傾向にあったのが、東京都で6時52分でした。東京は交通網が発達しているため通勤・通学に時間がかからないせいか、比較的ゆっくり起床できるのかもしれませんね。

ちなみに青森県に次いで起床の早かった都道府県が、岩手県(6時22分)と新潟県(6時22分)、島根県(6時22分)。東京都に次いで起床の遅かった都道府県が、京都府(6時51分)、大阪府(6時49分)でした。やはり交通網が発達していて人口が密集している地域ほど、起床時刻は遅くなりがちな傾向があるようです。

■平日の平均朝食開始時間は?

さらに同資料によると、全国の平均朝食開始時間は7時10分(平日)。都道府県別では最も早かったのが青森県、福島県で7時ジャストでした。また逆に朝食開始時間が最も遅かったのが、沖縄県で7時21分。東京都と大阪府では7時19分でした。

遅めの朝食にみえる沖縄ですが、平均起床時刻が6時41分だったため、東京や大阪同様に起きてから約30分で朝食に入っていることが伺え、意外とキビキビした朝時間を送っていることがうかがえます。一方、青森では起床時刻から約40分後に朝食をとっている人が多いよう。早めに起きてゆったり朝を過ごす人が多いのかもしれませんね。

■働く女性の平均起床時刻は?

また同資料によると、働く女性(有業者)の平均起床時刻は6時28分でした。この内、職業別の平均起床時刻としては、最も起床時刻が早かったのが輸送・機械運転従事者で5時46分、次いで農林漁業従事者で5時48分でした。

一方、最も起床時刻が遅かった職業がサービス職業従事者で6時50分、次いで販売従事者が6時46分でした。職業別の平均起床時刻を見てみると、物流による影響が大きいことが伺えます。朝をゆっくり過ごしたい・ぎりぎりまで寝ていたいという大学生はサービス業や販売業の職種につくといいのかもしれませんね。

じっくり見ていると地域ごとの生活や、働いている人たちの生活が見えてきておもしろいのが「社会生活基本調査」です。ぜひ時間があるときにでもゆっくりながめてみて、いろいろな地域で、さまざまな職種につき働く人の「生活スタイル」に思いをはせてみてはいかがでしょうか?

文・ファナティック