iPhoneはもう簡単じゃない? Androidユーザーが初めてのiPhoneで戸惑うこと
現在のスマホは、ほとんどがiPhoneかAndroidスマホかのどちらかだ。
会社支給のスマホと自分のスマホで種類が違うというケースなどを除けば、だいたいの人が、どちらか一方のスマホを使っているだろう。
筆者の場合、初めてのスマホから現在までずっとAndroidスマホを使ってきた。
しかし、事情がありiPhoneを使うことになった。
そこには、Androidユーザーならではの戸惑いが待っていた。
iPhoneにはおサイフケータイ機能がないとか、SDカードが使えないとか、そういった機能的な違いは仕事柄、当然知っていた。
しかし、実際に使ってみると、ちょっとした操作性の違いなど、戸惑ったことがいくつかあった。
今回は、そちらを紹介したい。
●「戻る」ボタンがない!
Androidスマホには必ず「戻る」ボタンがある。
一つ前の画面に戻る場合や選択をキャンセルするのに多用されるボタンだ。
だが、iPhoneには「戻る」ボタンがないのだ。
わかっていたハズなのだが、いざ直面すると、思わず手が止まってしまった。
ブラウザ(Safari)の場合は、画面下部を軽くタッチすると現れるメニューに「戻る」「進む」ボタンがある。また、画面左端から右端にフリックすることで戻ることができる。
画面のかなり縁からやらないとうまく動作しない点には注意が必要だと感じた。
ほかにもアプリによってはメニューなどから前の画面に戻れる場合もある。
しかし、「戻る」機能がない場合は、一度ホーム画面に戻ってからやり直す。
ホームボタンを素早く2回押すと、Androidのタスクメニューキーと同様に、起動しているアプリ一覧が表示できるので、そこからほかのアプリに切り換えることができる。
このあたりは、同じ機能ながら、使い方が異なり、戸惑うところだろう。
●日本語入力中、カーソルを移動する左右矢印ボタンがない
Androidスマホの文字入力の場合、カーソルを移動したいときは、左右の矢印ボタンで移動するケースが多い。
ところが、iPhoneにはその矢印ボタンがない!
移動したい場所をピンポイントでうまくタップできればよいが、一つ前や一つ後ろにいってしまったときは、少々イライラすることがあった。
しかし、これもちゃんと解決方法があるのだ。
カーソルを置きたい付近を長押しすると、拡大鏡のようなものが出てくる。
その状態でスライドすればカーソルが動いてくれるのだ。
このiOSの機能は、Androidスマホのようにキーボードのところまで手を動かす必要がない。常にインラインで操作できるので、慣れればこちらの方が素早く操作できるかもしれない。また、画面を横にすると、キーボードにカーソル移動ボタンが登場するので、こうしたテクを活用するのもよい。
●アプリ一覧表示で、終了の×マークがない
iPhoneは、個別にアプリを終了しなくてもメモリーを逼迫することはないと言われるが、不要なものを一覧から消したいこともある。
Androidスマホなら「最近使用したアプリ」一覧(タスクメニュー)で、各アプリについている「×」をタップしたり、一括終了したりできる。
ではiPhoneはどうなのか。「×」マークはないが、それぞれのアプリを上にスワイプすると終了できる。
これも作法の違いなので、知っていたり、慣れたりすれば、簡単にできる。
●ホーム画面のアプリ削除や移動後の アイコンのブルブルが止まらない
アプリを削除したり、アイコンを移動したりする場合、「ホーム画面でアイコンを長押しする」ということは知っていた。
なので、早速、長押ししてアイコンがブルブルと震えている状態で削除や移動をしたのだ。
その後、さてこれを元に戻すにはどうすればよいのかで、Androidユーザーの筆者は悩んだ。
非常に簡単なことほど、当たり前すぎて、情報が風化していることがあるが、まさにそれだった。
・ホーム画面のアイコンがない場所をタップしてみたが、戻らない。
・ホーム画面のアイコンがない場所をダブルタップしてみたが、戻らない。
・ホーム画面のアイコンがない場所を長押ししてみたが、戻らない。
正解は、「ホームボタンを押す」だった。
つきつめると、操作に困ったときはホームボタンを押してみればよい、ということなのだ。・
後から考えれば、笑い話のようなエピソードだが、意外に慣れに依存したiPhone操作は、まったくの初心者が戸惑うことが多い。
このように
・知らない
・慣れていない
という、ちょっとした操作の仕方、流儀の違いにすぎないことだが、知らなかったり、慣れてなかったりすると、ストレスを生むということもわかった。
知ってしまえば、なんら難しいことではなく、問題もないことなのだ。
こうしたことは、今回のように
・AndroidからiPhoneに変える
・iPhoneからAndroidに変える
どちらでも、おこることである。
つまり、どちらを使うにしても、ある程度の知識と慣れが必要だということだ。
iPhoneがいいか、Androidがいいいか、それはもう、そう大きな問題ではなくなっているようだ。
先月、SIMフリー版も選べるiPhone SEが発売された。価格を抑えたモデルなので、乗り換えを検討している人も多いだろう。この記事が、少しでもそういった人の助けになれば幸いだ。
内藤由美
会社支給のスマホと自分のスマホで種類が違うというケースなどを除けば、だいたいの人が、どちらか一方のスマホを使っているだろう。
筆者の場合、初めてのスマホから現在までずっとAndroidスマホを使ってきた。
しかし、事情がありiPhoneを使うことになった。
そこには、Androidユーザーならではの戸惑いが待っていた。
iPhoneにはおサイフケータイ機能がないとか、SDカードが使えないとか、そういった機能的な違いは仕事柄、当然知っていた。
しかし、実際に使ってみると、ちょっとした操作性の違いなど、戸惑ったことがいくつかあった。
今回は、そちらを紹介したい。
●「戻る」ボタンがない!
Androidスマホには必ず「戻る」ボタンがある。
一つ前の画面に戻る場合や選択をキャンセルするのに多用されるボタンだ。
だが、iPhoneには「戻る」ボタンがないのだ。
わかっていたハズなのだが、いざ直面すると、思わず手が止まってしまった。
ブラウザ(Safari)の場合は、画面下部を軽くタッチすると現れるメニューに「戻る」「進む」ボタンがある。また、画面左端から右端にフリックすることで戻ることができる。
画面のかなり縁からやらないとうまく動作しない点には注意が必要だと感じた。
ほかにもアプリによってはメニューなどから前の画面に戻れる場合もある。
しかし、「戻る」機能がない場合は、一度ホーム画面に戻ってからやり直す。
ホームボタンを素早く2回押すと、Androidのタスクメニューキーと同様に、起動しているアプリ一覧が表示できるので、そこからほかのアプリに切り換えることができる。
このあたりは、同じ機能ながら、使い方が異なり、戸惑うところだろう。
●日本語入力中、カーソルを移動する左右矢印ボタンがない
Androidスマホの文字入力の場合、カーソルを移動したいときは、左右の矢印ボタンで移動するケースが多い。
ところが、iPhoneにはその矢印ボタンがない!
移動したい場所をピンポイントでうまくタップできればよいが、一つ前や一つ後ろにいってしまったときは、少々イライラすることがあった。
しかし、これもちゃんと解決方法があるのだ。
カーソルを置きたい付近を長押しすると、拡大鏡のようなものが出てくる。
その状態でスライドすればカーソルが動いてくれるのだ。
このiOSの機能は、Androidスマホのようにキーボードのところまで手を動かす必要がない。常にインラインで操作できるので、慣れればこちらの方が素早く操作できるかもしれない。また、画面を横にすると、キーボードにカーソル移動ボタンが登場するので、こうしたテクを活用するのもよい。
●アプリ一覧表示で、終了の×マークがない
iPhoneは、個別にアプリを終了しなくてもメモリーを逼迫することはないと言われるが、不要なものを一覧から消したいこともある。
Androidスマホなら「最近使用したアプリ」一覧(タスクメニュー)で、各アプリについている「×」をタップしたり、一括終了したりできる。
ではiPhoneはどうなのか。「×」マークはないが、それぞれのアプリを上にスワイプすると終了できる。
これも作法の違いなので、知っていたり、慣れたりすれば、簡単にできる。
●ホーム画面のアプリ削除や移動後の アイコンのブルブルが止まらない
アプリを削除したり、アイコンを移動したりする場合、「ホーム画面でアイコンを長押しする」ということは知っていた。
なので、早速、長押ししてアイコンがブルブルと震えている状態で削除や移動をしたのだ。
その後、さてこれを元に戻すにはどうすればよいのかで、Androidユーザーの筆者は悩んだ。
非常に簡単なことほど、当たり前すぎて、情報が風化していることがあるが、まさにそれだった。
・ホーム画面のアイコンがない場所をタップしてみたが、戻らない。
・ホーム画面のアイコンがない場所をダブルタップしてみたが、戻らない。
・ホーム画面のアイコンがない場所を長押ししてみたが、戻らない。
正解は、「ホームボタンを押す」だった。
つきつめると、操作に困ったときはホームボタンを押してみればよい、ということなのだ。・
後から考えれば、笑い話のようなエピソードだが、意外に慣れに依存したiPhone操作は、まったくの初心者が戸惑うことが多い。
このように
・知らない
・慣れていない
という、ちょっとした操作の仕方、流儀の違いにすぎないことだが、知らなかったり、慣れてなかったりすると、ストレスを生むということもわかった。
知ってしまえば、なんら難しいことではなく、問題もないことなのだ。
こうしたことは、今回のように
・AndroidからiPhoneに変える
・iPhoneからAndroidに変える
どちらでも、おこることである。
つまり、どちらを使うにしても、ある程度の知識と慣れが必要だということだ。
iPhoneがいいか、Androidがいいいか、それはもう、そう大きな問題ではなくなっているようだ。
先月、SIMフリー版も選べるiPhone SEが発売された。価格を抑えたモデルなので、乗り換えを検討している人も多いだろう。この記事が、少しでもそういった人の助けになれば幸いだ。
内藤由美