元SPEED今井絵理子と島袋寛子の寂しすぎる私生活に衝撃「趣味が漫画喫茶は痛々しい」
かつてのカリスマ性はどこに──。3日にTBS系列で放送されたバラエティ『櫻井有吉のアブナイ夜会』に出演した、ERIHIROの二人が話題となっている。
このユニットは、いまのアラサー世代にはカリスマ的な人気を誇ったボーカル&ダンスグループ、SPEEDの元ボーカルである今井絵理子と島袋寛子の二人が組んだもので、番組内でも、紅白歌合戦3年連続出場、史上最年少で4大ドーム制覇など、当時の偉業が説明された。当時を思い出し、現在の彼女たちがどのような暮らしをしているのか興味を持った読者たちも多いはずだ。
しかし、『アラサー女性芸能人 TV初出しライフスタイル』というコーナーで密着された2人のライフスタイルは、一世を風靡したカリスマたちとは思えないような内容だった。
まず今井絵理子は、育児の合間に息抜きとしてマンガ喫茶で漫画を読み漁り、「中学時代には仕事をしていたからできなかった」と、8か月前に結成したというママさんチームでドッジボールに熱中している(とはいえ、どうやらかなり実力は微妙のようで、番組内では「ドン臭い」と言われていた)という庶民に共感を呼びすぎる姿が放映された。
そして島袋寛子に至っては、アラサー独身女性という部分がかなりフューチャーされ、東京の飯田橋にある、縁結びに効果があるとされる神社、東京大神宮に真剣にお参りしたものの、引いたおみくじには「恋愛運 黙ってもう少し耐えてください」と書かれているというオチがついたり、彼女にとって一番の癒しスポットであるという六本木ヒルズのスカイデッキから一人夜景を眺め、「歩いてる人とか、車も結構ちゃんと見えたりするんですね。それを見て『それぞれの人生があるんだな』とか『皆頑張ってるんな』とか色々思ったりして、まだまだ頑張ろうと思ったりとか、色んなことを思う、思える場所」と語るなど、全体的にかなり寂しい印象を拭えない姿が放送されたのである。
当該コーナーの『アラサー女子〜』では、画像投稿SNSのInstagramで人気を得ているというお笑いタレント・渡辺直美の奔放なライフスタイルや、芸能活動と並行して株で稼ぎ、高級タワーマンションで暮らしているというグラドル・杉原杏璃のセレブなライフスタイルが紹介されただけに、二人の良くも悪くも普通すぎる生活が、強く印象に残る結果となってしまった。
この放送についてネット上では、「ERIHIRO可愛いなぁ」「SPEEDは永遠の憧れ」「もっとテレビ出て欲しい」という肯定的な意見も多いものの「時代の流れには勝てない」「何とも痛々しい」「ERIHIROって名前ダサい」など、否定的な意見も多数。国民的スターだった彼女たちの余りにも落ち着いた姿に戸惑いが隠せない人々も多いということだろう。
そんな彼女たちの今後について、ある音楽関係者はこう予測する。
「番組の最後にも紹介されていた、1stシングルのStarsは、『PVがレズっぽい』なんて声も多く、かなり話題を呼んでいるようですし、それなりにプロモーションは成功してるんじゃないですかね。今後ですか? もちろん、ある程度は成功するとは思いますけど、すぐに尻すぼみになる気がします。近頃、音楽業界でリバイバルブームが来ているのは、90年代のCDがバカ売れした時代のファンにもう一度買ってもらおうという魂胆が結構あるんですよ。やっぱり、最近の若い子たちはそうした“CDを買う”という習慣そのものがありませんし、からと言ってmp3などの形式でダウンロード販売したら買うかというとそうでもない。よほど好きでない限りは、動画サイトなどに落ちている無料の音楽で満足してしまうんですね。雑誌なんかでも本を買う層がおっさん世代ばかりだから、そこに照準を合わせたものばかり作る、なんて話があるみたいですけど、音楽でも全く同じですよ。だからアラサーから上の世代が釣れるこうしたユニットが近頃よく組まれるんでしょう。ただ、それでも当時の熱を取り戻せるというわけでは当然ありませんからね。個人的にはSPEEDのファンでもあったんで人気が出てくれるといいんですが、何作か出して自然消滅するか、細々とやっていくかというパターンになる可能性が高いでしょうね」
果たして、今回普通すぎる姿を披露した彼女たちは、当時のようなスターに返り咲くことが出来るのか。彼女たちの今後に幸ある事を祈ってやまない。
(取材・文/阿左美UMA)