海外進出は失敗!?長澤まさみ「海街diary」、現地批評家たちが下した評価は?

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 フランスで開催中の第68回カンヌ国際映画祭にて14日、映画「海街diary」が公式上映され、当日のレッドカーペットには劇中で4姉妹を演じた長澤まさみ、綾瀬はるか、夏帆、広瀬すずが艶やかなドレス姿で登場し、日本でも話題を集めた。そんな中、長澤まさみの海外進出について映画誌記者がこう語る。

「長澤は2013年に台湾ドラマへ出演、昨年は中国映画『太平輪』出演と近年、精力的に海外活動に力を入れています。今回のカンヌでも昨年に引き続き、スタイルの良さを生かしたタイトなドレスに身を包み、表情や姿勢など、そのすべての立ち振舞いで他の女優とは違った気合の入れようを見せつけました。カンヌといえば、かつて高評価を受けた映画『バベル』が上映され、出演者の菊地凛子はいまやハリウッドの一線で活躍する女優にまで成長。長澤も本作を機に、本格的な海外進出を目論んでいるはずです」

「海街diary」の是枝監督は前作「そして父になる」で審査員特別賞を受賞するなど世界的評価は高く、本作は上映終了後、スタンディングオベーションが巻き起こったという。今回、もしもカンヌで最高賞を受賞するとなれば、長澤に注目が集まり世界からオファーが殺到する可能性もあるのだろうか。

「日本では大々的にスタンディングオベーションが報道されますが、カンヌではよほど酷い作品でないかぎり立ち上がって拍手するのは慣例です。実際、現地の批評家たちによる『海街diary』の星取り表は、半数が5段階のうち1つ星という厳しい評価。ですから受賞は厳しいと言われています。長澤は特に注目されずこのまま終わるのでは」(前出・映画誌記者)

 とはいえ、批評家から低評価を下された場合でも、作品賞や女優賞を受賞するケースはあるという。コンペ部門の結果は現地時間24日に発表される。ぜひ本作をきっかけに長澤らが世界へ羽ばたいてほしいものだ。