創元推理文庫から刊行された夏来健次編訳の英国怪奇小説アンソロジーは、『英国クリスマス幽霊譚傑作集』『ロンドン幽霊譚傑作集』につづいて、本書が三冊目。順調に継続しているところをみると、読者からの支持があるのだろう。いま日本の出版界はホラーブームと言われるが、その中心から外れたところで、こうした地味な企画が成立するのは素晴らしいことだ。