甲府市職員の男性(当時42)が2020年に自殺したのは長時間労働などによる過労で精神障害を発症したのが原因だとして、両親が市に約8000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、甲府地裁であった。新田和憲裁判長は、市に約5800万円の支払いを命じた。提訴したのは、市職員だった向山敦治さんの両親。訴状などによると、向山さんは02年に市に採用され、19年には新設された事務効率課に配属された。係長として非常勤職員の定員