インド大手財閥タタ・グループの持ち株会社「タタ・サンズ」のラタン・タタ名誉会長が9日、西部ムンバイの病院で死去した。86歳だった。1990年代から始まったインドの経済自由化に合わせ、欧州の大手企業を買収するなど、強力な指導力を発揮。世界的な企業に発展させた。インド西部グジャラート州で2010年6月2日、タタ・グループの小型車「ナノ」の新工場開設式典に参加するラタン・タタ氏(左)とモディ州首相(当時)=ロイター