鳥取県が今年度から、鳥取砂丘(鳥取市)発の小型月面探査車(ローバー)の開発に乗り出した。砂丘の砂が月面の砂に似ていて、研究機関や企業の実験利用が相次いでいることから企画した。県内企業や大学と連携し、最短で5年後に車体を月面で走らせる目標を掲げる。砂丘を月面研究の「聖地」にしようと、来年3月には、大学生らが簡易ローバーを開発し、性能を競う全国大会も開く。(鳥取支局山内浩平)鳥取砂丘は、砂のきめ