松山城の付近で崩れた土砂(写真・共同通信)「擁壁のひび割れや傾きはもちろん、道路そのものも歪んでいて、1メートルを超える亀裂がいくつもあった。この1年間で、何人もの住民が市役所に危険だと訴えていたんですよ……」と、松山市役所への不信感を訴えるのは、“事故現場”近くの住民だ。7月12日、愛媛県松山市の土砂崩れは悲惨な結果となった。崩れた斜面は、松山城がある城山のもので、幅50m、長さ300mにわたって土砂が