首都デリーで5月末、52.9℃の気温を記録したインド。今は雨季に入り気温が下がり始めましたが、それでも容赦ない暑さに見舞われています。そんな同国には何千年もの間、利用されてきた独特の冷却装置があります。 ↑インドの伝統的な冷却装置   その冷却装置とは、「マトカ」と呼ばれる粘土製の素焼きの壺に水を入れるという方法。粘土は多孔質であるため、その微小な孔から水が壺の外に達すると、暑い外気に触れて蒸発します