近年、捕手併用のチームが増えている。143試合という長いペナントレースを戦ううえで、ひとりよりも複数で戦うほうが、メリットがあるということなのだろうか。捕手として日本プロ野球最多の通算3021試合に出場し、今春「野球殿堂入り」を果たした谷繁元信氏に、現在の捕手事情について語ってもらった。今季、急成長したDeNAの山本祐大photo by Koike Yoshihiro【ひとりの捕手で戦う必要はない】──12球団を見渡すと、捕手