肉体的、精神的ネグレクトなど、ありとあらゆる虐待を母親から受けてきたノンフィクション作家の菅野久美子氏。4歳のときに弟が生まれてから、母の無関心はさらにエスカレートしていった。母の愛を独占する弟が憎くて憎くてたまらなかった4歳の菅野氏は追い詰められ、ついに弟に手をかけてしまう――。※本稿は、菅野久美子『母を捨てる』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。■生涯にわたって私を束縛した母の言葉私が