イタリアのローマ市内にある小国「バチカン市国」。日本では「世界最小の独立国家」として知られているが、カトリックの総本山ということからキリスト教世界では誰もが知る存在だ。宗教への関心が低めの日本にいると、その影響力や発言力はぴんとこないかもしれないが、世界から一目置かれる国なのだ。『バチカン大使日記』(中村芳夫著、小学館刊)そんな日本では知られていないバチカンについて、「大使」としての経験を交えて紹