昨年1月のコロナ鎖国以降、中国からの輸入が激減したことで、北朝鮮の物価は高騰を続け、庶民を極度の生活苦に追いやっていた。当局は、有事に備えて備蓄していた食糧を放出するなどして、物価を人為的に下げる取り組みを行っていたが、効果は一時的で、しばらくすればまた上がるという悪循環を繰り返してきた。ところが、国内の一部地域で出たある噂がきっかけになり、物価が下落傾向にあると、咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデ