逮捕され、身柄を拘束された被疑者(被告人)がペットを飼っていた場合、誰がその世話をすればいいのか。逮捕なら最大23日間、裁判や服役となれば、年単位になることもある。家族や知人に頼れないのであれば、事件を担当する弁護士の出番か。しかし、「死亡や怪我など、法的なリスクを負うことになる」、「職務の範囲ではない」、「国選なら引き受けない」など否定的な見方が強い。それでも、職責と倫理感との間で苦悩や葛藤もある