厚生労働省の「労災認定基準」がしばらく見直されておらず、実情にあっていないとして、過労死弁護団全国連絡会議(代表幹事:松丸正弁護士)は5月23日、厚労省に対して、認定基準を改定するよう求める意見書を提出した。同会議がこの日、厚労省記者クラブで会見を開いて明らかにした。現行の「脳・心臓疾患の労災認定基準」では、発症前1カ月「100時間」、または発症前2〜6カ月で1カ月平均「80時間」を超える時間外労働が認められ