リニア中央新幹線の建設工事をめぐる入札談合事件が注目を集めている。かつて「談合との決別」を宣言しただけに、ゼネコン業界に激震が走る事件だ。独占禁止法違反容疑がかかっているのは大林組、鹿島、清水建設、大成建設の大手4社。4社は12月20日までに、同容疑で東京地検と公正取引委員会による捜査を受けたとそれぞれ発表した。報道によれば、大林組が「課徴金減免制度」に基づいて4社による受注調整があったと公取委に対して