物価変動の影響を除いた実質賃金は前年同月と比べ0.1%増となったことが、厚生労働省が発表した17年5月の勤労統計調査(速報、事業所規模5人以上)で分かった。5月の一人当たりの平均現金給与総額は27万241円で、前年同月比が0.7%増となり、2カ月連続で増加した。現金給与総額のうち、きまって支給する給与は0.7%増の26万108円で、所定内給与は0.9%増の24万1008円、所定外給与は0.7%増の1万9100円。特別に支払われた給与