私たちが「障害者」と言うとき、それは法で定められた障害の認定基準に該当している人たちのことを指している。もちろん、障害者福祉や障害者雇用などを進めていくには障害者であるとする基準が必要だが、しかし、だからと言って人間を「障害者」と「健常者」の二つに分けることができると考えるのは大きな誤りである。人には、得意・不得意や適性というものがある。どんなに頑張っても上手にできないことや弱点は、誰にでもある。