出所報告会見に出席した田代まさし

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 覚せい剤取締法違反で逮捕され、昨年7月に出所した元タレントの田代まさしが18日、阿佐ヶ谷ロフトAで行われたコミックエッセイ「マーシーの薬物リハビリ日記」の出版記念イベント前に出所報告会見を開いた。会見の冒頭で田代は「度重なる事件によっていろんな方たちを傷つけたり、ご心配かけたりしたことを、この場を借りておわびしたいと思います。どうもすみませんでした」と頭を下げて謝罪。芸能界復帰については「それは僕の本意ではありません」と否定した。

 現在、薬物依存症回復施設「日本ダルク」に通い、薬物の恐ろしさを訴える講演会なども行っている田代。出所時より10キロほど太ったといい、ややふっくらした様子で会見に姿を見せ、「現在は薬物依存症回復施設でお世話になり、日々そこでプログラムを受けながらスタッフとして回復の道を順調に進んでおります」と近況を報告した。

 本を出した理由について田代は「触れたくなかった部分もようやく自分に正直になれて、ちゃんと薬と向き合ってありのままの自分をさらけだしていくことが重要なんだと。事件や刑務所のこと、今ダルクでどんなリハビリをしているかを、自分なりに少しライトな感じで書いたつもりです」と説明。出版を機に芸能界に復帰するのではと報じられていることについて「それは僕の本意ではありません」と否定し、「プログラムを受けているうちに自分の回復に何が必要なのかを勉強して、仲間たちの手助けをすることや仲間たちと共に歩むことだと学びました。その一環で仲間たちの力になれたらなという思いで出しました」と回復への取り組みのひとつだと語った。

 また田代は、ラッツ&スターのリーダー鈴木雅之から最近メールを受けたことを告白。「僕からはただ『ごめんさい』ってメールしか送れなかったけどずっとしばらく返事がありませんでした。それが、正月明けに『お前の失った信用は大きい。信用を取り戻していくことは並大抵のことではない。でも、お前には一生懸命生きてほしい。一歩ずつ前に進んでくれ。いつもそばで見守っている』というメールをいただきまして、すごくありがたいなと思いました」と話した。

 同書では、これまで覚せい剤取締法違反で3度逮捕され計6年半の刑期を終えた田代が、自身の薬物体験や逮捕からの刑務所生活、現在のリハビリの日々をつづっている。(中村好伸)

コミックエッセイ「マーシーの薬物リハビリ日記」は3月23日発売 価格:1,200円+税