卵は冷凍保存できる?できない?

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卵をたくさん買ってしまった場合、肉や魚と同じように冷凍保存したくなるかもしれません。卵を冷凍保存するなんて考えたことがないという人も、知っておいてソンはない、卵の冷凍保存の雑学をご紹介しましょう。

■生卵の冷凍方法〜黄身は溶きほぐすこと

卵を買ってきたまま殻付きの状態で冷凍してしまうと、膨張してしまって殻が割れてしまいます。殻が割れてしまうと、冷凍庫内の細菌が卵の中へ侵入することがあります。

また、白身だけを冷凍するには問題ありません。ただし黄身は、解凍してもネットリと固まった状態になってしまうため、白身と溶きほぐした状態で冷凍することをおすすめします。

家庭用の冷蔵庫での冷凍では、どうしても細菌が発生しやすくなるため、1カ月以内には使い切るようにしたいものです。

■卵を冷凍する方法

割りほぐして冷凍すれば良いのですが、使い方が決まっている場合はあらかじめそれに適した方法にしておくと便利でしょう。

全卵を単純に保存する場合は、割って黄身を溶きほぐして液体状にし、ラップやジッパー付き保存袋で冷凍します。解凍は冷蔵庫か自然解凍で大丈夫です。

卵白だけを保存したい場合で、お菓子作りやオムレツに便利なのは、メレンゲにしてしまうことです。固めに泡立ててしっかりしたメレンゲを作って冷凍すると、使うときにはそのまま解凍すればすぐに使えて便利です。

■調理済みの卵料理の冷凍保存

ゆでたまごにした状態で冷凍保存する場合、残念ながらそのままの状態では食感が変わってしまうため、おすすめできません。たまごサンドに使うように、ゆでたまごをフォークなどでほぐし、マヨネーズと混ぜた状態でラップに小分けにして冷凍すると良いでしょう。

卵焼きや薄焼き卵、錦糸卵の状態の場合、1回分ずつに小分けして冷凍しておくと、非常に便利です。お弁当やちらしずし、そうめんや冷やし中華など、毎回作るのが面倒な錦糸卵を効率よく使うことができますよ。

卵の冷凍保存は、黄身とゆでたまご以外はあまり気にせずに利用できそうですね。たくさん買いすぎた、作りすぎた場合など、試してみてはいかがでしょうか。冷凍庫で場所も取らずに使うことができますよ。