絶対変更すべきiPhoneの「パスコード」 1位は恐ろしいほど単純な4ケタだった
スマートフォンユーザーなら、盗難や紛失に備えてセキュリティ対策は万全にしておきたい。最初の砦となってくれるのが「画面ロック」だが、パスコードを設定するだけで安心しているのであれば注意が必要だ。
事実、iPhoneの場合、かなりの人が驚くほど安直なパスコードを使用しているという調査結果がある。
最も使用されているのは「1234」
画面ロックは一定時間操作しないと自動でスクリーンにロックがかかる機能だ。最近ではiPhone 5s以降導入された「Touch ID」(指紋認証)を使う人が増えてきているものの、未だ4ケタのパスコードを入力している人も少なくない。
これが誰でも思いつくようなパスコードならあまり意味がない。しかし驚くことに、最も使用されているパスコードは「1234」だという調査結果が存在する。
調査したのは米国のアプリ開発者、Daniel Amitay氏だ。自身が開発したアプリにユーザーのパスコードを匿名で記録するコードを組み込み、その情報をもとに画面ロックのパスコードを推測。20万件以上のサンプルから分析した「iPhoneで設定されがちなパスコードTOP10」をホームページで公表した。調査は2011年のものだが、今と大きな変わりはないだろう。
トップ10は「1234」(8884件)を筆頭に、「0000」「2580」「1111」「5555」「5683」「0852」「2222」「1212」「1998」と続く。
トップ10だけで全体の約15%を占める
「2580」「0852」はやや複雑に思えるが、これはキーパッドの真ん中の列に並ぶ数字であり、上から順、下から順に押すだけでいい。最も複雑そうに見える「5683」はキーパッドに書かれたアルファベットを「L」「O」「V」「E」の順で押したものだ。通常のパスワードでも「iloveyou」はポピュラーなものだという。
トップ10だけでサンプル全体の約15%を占めたというから驚く。もし自分のパスコードがこの10種に含まれていたならば、すぐに変更すべきだろう。ちなみにiPhoneは設定画面で「簡単なパスコード」をオフにすると、アルファベットや記号を含めた長いパスワードを設定することができる(1文字から可能)。