iPhone /iPhone 6 Plusカメラは動画が超たのしい!稲妻写真も撮れる?はやい・おそい・とめるなど時間をあやつる凄さ

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歴代iPhoneを愛用してきた筆者。ここ2年ほどでは、iPhone 5→iPhone 5c→iPhone 6 Plusと利用機種が変わっている。そして、最新のiPhone 6 Plusではカメラ、特にムービー撮影を使うことが非常に多くなってきた。

その理由は単純だ。画質が向上している以上に「おもしろい」のである。

特に、iPhone 5sより追加された「スローモーション」と、iPhone 6、6 Plusに追加された「タイムラプスビデオ」が楽しすぎる。さらに時止め写真も簡単につくることができる。

まるでiPhoneで「時間をあやつっている?」と勘違いしてしまいそうになるほどである。

iPhone 6 Plusで利用している「スローモーション」や「タイムラプスビデオ」のあまり表に出ないちょっとした機能を紹介していこう。

●そのままアップロードができるようになった「スローモーション」
iPhone 5sよりカメラ機能に追加されたスローモーション撮影。今回のiPhone 6、6 Plusから、さらに2倍ゆっくりスローモーション撮影ができるようになった。
正確には、iPhone 5sまでは120fps(秒間120コマ撮影)に対して、iPhone 6や6 Plusではさらに240fps(秒間240コマ撮影)もできる。それにより、「超ゆっくり〜」な動画を撮影できるのだ。

しかしながら、スローモーションはスゴイが今までは動画の共有が面倒だった。
撮影した映像をそのままYouTubeやFacebookへアップロードしても、スローモーションではないただの動画となってしまったのだ。スローモーションとして友人に対してシェアや公開するには、わざわざ「iMovie」などのアプリを利用して加工保存をする必要があり、結構めんどうだった。

それでは「今」はどうか。
筆者が10月3日に試してみたところ、YouTubeでもFacebookでも、しっかりスローモーション動画としてアップロードできたのである。
実はiPhone 6 Plusを購入したばかりの9月下旬にFacebookへスローモーション動画のアップロードをしてみたところ、通常の動画となり失敗してしまっていた。10月より何かかわったのだろうか。


スローモーションのアップロードをYouTube、Facebook、Facebookメッセンジャーでためしたところ、全てでスローモーションとして再生できた


●1時間よりも10分のほうが長い!?「タイムラプスビデオ」
そしてiPhone 6、6 Plusで追加された新機能「タイムラプスビデオ」である。これがちょ〜スゴイ。
「タイムラプス」というのは、一定間隔で写真を撮影し、それをつなぎ合わせることで超高速動画として再生できるというもの。雲の動きや、(さすがにiPhoneでは厳しいが)星空の撮影、ターミナルステーションにて電車の動き、溶けていくアイスを撮影したものがYouTubeなどで公開されているが、それを見るだけでも、めちゃくちゃ楽しいのだ。

この「タイムラプスビデオ」は少し前まで作るのが非常に大変だった。それがいまやiPhone標準機能のひとつである。タイムラプスばんざい!

実は筆者、雲の動きをタイムラプスビデオで撮影していて、そもそも撮影していることを忘れてしまうことがあった。1時間後にiPhone 6 Plusを回収し、動画をみたところ超高速再生で1時間が30秒となっていた。
今度はもう少し別の角度で雲の撮影をしたいなと思い10分ほど撮影してみた。するとどうだろう、動画は38秒となったのだ。

つまり、
1時間撮影 → 30秒となった
10分撮影 → 38秒となった

ということである。
10分撮影のほうが、タイムラプス処理をした結果より長くなった。これはどういうことだろう。

実はiPhone 6やiPhone 6 Plusではタイムラプスビデオ撮影をする、その撮影時間に応じて何倍にするのか自動で決めているようなのだ。
したがって、ユーザー側で能動的に「じゃあ2倍速にしようかな」「ここは10倍速にしよう」などという設定はできないが、撮って出しでいい感じにタイムラプスビデオにしてくれるiPhoneスゴイ。
なお、自分で倍速を決めたい場合は無料アプリの「Hyperlapse from Instagram」を使おう。こちらはiPhone 5などでも利用できる。

●時止めは超簡単
最後に時間を止める方法。これは超簡単。
動画を再生しながら、好きな場所でスクリーンショットを撮るだけ。
それだけなのだが、一瞬だけ光る稲妻を撮影できるなど、アプリやツールを使う必要なく「どうやって撮影したの?」と聞かれるような写真を作ることができる。

ちなみに、この方法はiPhone 6にかぎらず使うことができるテクニックだ。


稲妻が走る一瞬も特別なツールを使わずに切り取ることができる
(2014年8月 iPhone 5にて撮影)


アプリを使うことで「スローモーション」も「タイムラプスビデオ」もできるだろう。
しかしながら、標準カメラ機能でサポートしているからこそ、「とっても簡単に、かつ美しく」できる遊びもあるということだ。
iPhone 6やiPhone 6 Plusを購入したら、時間を自由にあやつる体験もしてみよう。

Hyperlapse from Instagram|iTunes


布施 繁樹