実売価格2万以下!Windows 8.1 with Bing搭載のVOYO製8インチ中華タブレット「WinPad A1 mini」を買ってみた【レビュー】

カラフルでお手軽価格!Windows8.1 with Bing搭載タブレットを入手した!

今、秋葉原の東映無線などで売られている「Windows 8.1 with Bing」(製品出荷時にInternet Explorerの検索エンジンをBingに設定することで安価または無償で提供される特殊なバージョン)を搭載したフルWindowsタブレットである「VOYO WinPad A1 mini」というWindowsタブレットをご存知でしょうか?

先月(8月)の上旬に少数が輸入、販売されたこのタブレットは実売価格2万円を切りながらも、Windowsが“フル”に使えるタブレットPCとして、あっという間に品切れになった機種です。

本来、中国向けの製品なので言語設定が中国語になっているなど、利用するには多少、ハードルが高めの製品なのですが、これまでに数回再入荷するものの1〜2日ですぐに品切れとなるほどのちょっとした話題の品だったりします。

今回、秋葉原を訪れた際に幸運にも入手できましたので、どのようなタブレットなのか、外観や性能を写真を交えて紹介します。

◯まずは外観などを写真で紹介!

「WinPad A1 mini」の個装箱は当然中国語!

本題に入る前に軽く説明をしておくと、製造メーカーであるVOYOはタブレットを開発している中国のメーカーで、WindowsやAndroidのタブレットを主に中国向けに開発・販売しており、本来は日本向けに製品を販売していません。

今回、紹介するWinPad A1 miniもそんな中国向けの製品ほひとつで、今年の5月に出荷開始となったWindows 8.1 with Bingを採用しています。


箱の中身(写真=左)とマニュアル(写真=右)


箱の中にはWinPad A1 mini本体とmicroUSBホストケーブル、充電用ACアダプター、マニュアル類、保証書が入っています。当然、マニュアル類はすべて中国語で書かれています。なお、保証は購入から1週間の購入店舗のもののみとなっています。


購入店である東映無線ラジオデパート店の保証に関する注意書きも入っていました(写真=左)、外部機器接続に利用するmicroUSBホストケーブル(写真=右)


表面はWXGA(1280x800ドット)の10点マルチタッチ対応に対応した8インチIPS液晶や200万画素CMOSフロントカメラが配置されています。

また、裏面には表側と同じ200万画素CMOSアウトカメラとステレオスピーカー、WindowsおよびIntelのロゴがあります。


表面(写真=左)および裏面(写真=右)


天面にはスタートボタン(キーボードのWindowsボタンと同じもの)と音量キーが配置されています。底面はフラットで特に何もありません。


天面(写真=左)と底面(写真=右)


左側面には上から電源ボタンおよびイヤフォン端子、microUSB端子、miniHDMI端子、microSDカードスロット(最大64GBまで)、マイク、電源用コネクターが配置されています。


左側面(写真=左)および右側面(写真=右)



これらのボタンや端子類は背面にアイコンや英字で表示されていてわかりやすい


スペックとしてはCPUに1.33GHzクアッドコア(バースト時1.83GHz)のIntel製「Atom Z3735D」を搭載し、本体ストレージは32GB(システム部含む)で、動作メモリー(RAM)は2GBとなっています。

バッテリー容量は5000mAhで取り外し不可、通信機能としてはIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)とBluetooth 4.0に対応しているほか、加速度センサーとGPSを搭載しています。

本体サイズは横幅205×縦幅125×厚さ8.9mmで、質量は約355gとなっています。カラーバリエーションはシルバー・ブルー・イエローの全3色。

◯日本語非搭載の中国向けWindows
本来、日本向けに発売されている製品ではないので、OSの言語設定が中国向けの中文になっています。日本語化して使うためにはコントロールパネルから地域と言語の設定を開いて、日本語の言語パックを追加する必要があります。

購入直後の中国語で表示された状態(写真=左)および日本語パックを追加しているところ(写真=右)


言語の設定を開いたら言語の追加を選択し、日本語の言語パックを追加して、第1言語に設定します。続けて、タイムゾーンを「日本」に変更すれば日本語化が利用できます。これらの言語変更の手順はWindows搭載PCに共通していますので、覚えておくと便利です。


日本語化した状態


中国語になっているストアアプリは一度消してから再インストールすると設定した第1言語から日本語版が選択されてインストールされるので、問題ありません。

本体価格が2万円を切る低価格と国内向けでは見かけないカラフルな本体カラーが魅力なWinPad A1 miniですが、入手はちょっと大変なものの、販売している店舗のWebサイトをこまめにチェックして手に入れてみる価値のあるタブレットだと感じました!

スペックが横並びになりがちな8インチWindowsタブレットの中でも個性の光る端末ですよ!!

◯ちなみに……各種認証はどうなの!?
本来、日本向けに発売されている製品ではないWinPad A1 miniは当然、日本の技適適合証明などの各種認証(いわゆる「技適マーク」)を取得しておらず、そのままの状態で無線LANなどのワイヤレス機能を利用すると、現状では法律違反となってしまいます。そこで、今回、「スマートフォン『Nexus 5』をUSBテザリングで接続した状態」で検証を行いました。不格好ではありますが、仕方ないんですね……。


ダサいってゆーな!


記事執筆:河童丸


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Voyo WinPad A1 Mini WIFI 32GB quad core Intel core 8 inch Wi_VOYO Tablet PC-Official website(製品ページ)
東映無線ラジオデパート店(秋葉原の販売店)