ポイントは「ガラケー」!?新料金プランでも月々の料金を安くする活用裏ワザ
NTTドコモが6月より提供開始した新料金プラン。開始から10日で300万契約を突破した同プランは、順調に契約数をのばして7月6日現在510万契約を突破している。
さらに、7月からはソフトバンクモバイルが同様の新料金プランを投入し、8月中旬からはKDDIも新料金プランを投入する。3社のプランでキモ(中核)となっているのは「国内通話し放題」だ。
しかし、ちょっと待って欲しい。「国内通話し放題」とはいえ、
各社横並びのスマートフォン向け2,700円という価格は高くないだろうか。もっと節約する方法は無いのだろうか。
実は、方法はある。ここはケータイ販売8年の元販売プロが一肌脱ごうではないか。
ちなみに、今回紹介する方法は、初心者にはやや難易度が高い。個人的かつ勝手な難易度設定は「Hard」なので、あらかじめ了承して欲しい。
●通話し放題に最適な「ガラケー」の存在
節約方法で考えるポイントは、「国内通話し放題」とスマートフォンのデータ通信をいかに安く利用するかだ。
そこで着目するのが、各社月額2,200円で通話し放題となる「フィーチャーフォン(ガラケー)」だ。スマートフォンに比べて月々500円も安い。たかが500円と思うなかれ。2年間で12,000円も差額が生まれてくるのだ。
そう、通話し放題は「ガラケー」契約こそイチバンお得なのだ。
さらにスマートフォンにはデータプランの契約を必須としているKDDIも、ガラケーに関しては音声プランのみの契約を認めているのもポイントとなる。
●組み合わせるデータ通信は「格安SIM」
次に考えないといけないのがスマートフォンのデータ通信だ。
電話するだけであればガラケーで十分だが、合わせてメールチェックやSNS、Web閲覧、ソーシャルゲームなども楽しむためには、スマートフォンのデータ通信が必要だ。
とはいえ、ここでキャリアのデータ通信の契約をすると割高となってしまう。そこで活用するのが「格安SIM」なのだ。
格安SIMを提供しているMVNO各社は、1Gバイトの高速通信契約で1,000円を切る金額が相場となっている。したがって、月間のモバイルデータ量が1Gバイト程度であれば、ガラケーの音声通話し放題と組み合わせても3,200円程度とかなり割安で利用できるわけだ。
上級者であれば、月の通信量が1Gバイトの「格安SIM」にWi-Fiも合わせて利用することで通信量は問題ないだろう。
とはいえ、月のデータ通信は制限なしに使い放題したいのは誰しも望むことだ。
●4,000円未満でデータ通信も使い放題にする
さて、ここで各キャリアのデータプランを確認してみよう。問題は下記の料金を払っても、契約しているデータ量を超えてしまうと月末まで通信速度が著しく遅くなってしまうことだ。
2Gバイト 3,500円
3Gバイト 4,200円(KDDIのみ)
5Gバイト 5,000円
屋外で思いっきりデータ通信したいぞ、というユーザーからすると、「今月あと何Gバイト使える?」とか常に気にしなければならないのは、苦痛だ。
そこで、格安で使い放題契約のWiMAX/WiMAX2+契約を利用しようという訳だ。
WiMAXやWiMAX2+を提供しているUQコミュニケーションズと契約した場合、月額3,696円でデータ通信が使い放題となる。WiMAXはずっと使い放題、新しい通信のWiMAX2+も契約から2年間は使い放題が利用できるのだ。
つまり、各大手キャリアの2Gバイト使える金額とほぼ同等の金額で使い放題を利用できるのだ。これを使わない手はない。
●どの辺が上級者向けなのか
ここまで紹介したプラン活用だが、そう難しそうでも無いように思える人もいるだろう。しかしながら、一般の利用者にはやはりハードルが高いのだ。
・格安SIMで使うスマートフォンやタブレットを自分で用意する必要がある
・格安SIM専門カウンターは非常に少なく、格安SIMについてある程度知識が必要
・常に2台(以上)持ちとなる
この節約術は、上記の条件をクリアし、毎月の通信料金の合算やデータ量を自分で把握する人のみがたどり着けるからだ。
とはいえ、1つ1つクリアしていけば、決して出来ないプランでもない。通話し放題プランを導入しつつ少しでも安くスマートフォンを活用したい場合、効果てき面なプランなので、ぜひ検討してみよう!
※記事中の料金はすべて税別です
布施 繁樹
さらに、7月からはソフトバンクモバイルが同様の新料金プランを投入し、8月中旬からはKDDIも新料金プランを投入する。3社のプランでキモ(中核)となっているのは「国内通話し放題」だ。
しかし、ちょっと待って欲しい。「国内通話し放題」とはいえ、
各社横並びのスマートフォン向け2,700円という価格は高くないだろうか。もっと節約する方法は無いのだろうか。
実は、方法はある。ここはケータイ販売8年の元販売プロが一肌脱ごうではないか。
ちなみに、今回紹介する方法は、初心者にはやや難易度が高い。個人的かつ勝手な難易度設定は「Hard」なので、あらかじめ了承して欲しい。
●通話し放題に最適な「ガラケー」の存在
節約方法で考えるポイントは、「国内通話し放題」とスマートフォンのデータ通信をいかに安く利用するかだ。
そこで着目するのが、各社月額2,200円で通話し放題となる「フィーチャーフォン(ガラケー)」だ。スマートフォンに比べて月々500円も安い。たかが500円と思うなかれ。2年間で12,000円も差額が生まれてくるのだ。
そう、通話し放題は「ガラケー」契約こそイチバンお得なのだ。
さらにスマートフォンにはデータプランの契約を必須としているKDDIも、ガラケーに関しては音声プランのみの契約を認めているのもポイントとなる。
●組み合わせるデータ通信は「格安SIM」
次に考えないといけないのがスマートフォンのデータ通信だ。
電話するだけであればガラケーで十分だが、合わせてメールチェックやSNS、Web閲覧、ソーシャルゲームなども楽しむためには、スマートフォンのデータ通信が必要だ。
とはいえ、ここでキャリアのデータ通信の契約をすると割高となってしまう。そこで活用するのが「格安SIM」なのだ。
格安SIMを提供しているMVNO各社は、1Gバイトの高速通信契約で1,000円を切る金額が相場となっている。したがって、月間のモバイルデータ量が1Gバイト程度であれば、ガラケーの音声通話し放題と組み合わせても3,200円程度とかなり割安で利用できるわけだ。
上級者であれば、月の通信量が1Gバイトの「格安SIM」にWi-Fiも合わせて利用することで通信量は問題ないだろう。
とはいえ、月のデータ通信は制限なしに使い放題したいのは誰しも望むことだ。
●4,000円未満でデータ通信も使い放題にする
さて、ここで各キャリアのデータプランを確認してみよう。問題は下記の料金を払っても、契約しているデータ量を超えてしまうと月末まで通信速度が著しく遅くなってしまうことだ。
2Gバイト 3,500円
3Gバイト 4,200円(KDDIのみ)
5Gバイト 5,000円
屋外で思いっきりデータ通信したいぞ、というユーザーからすると、「今月あと何Gバイト使える?」とか常に気にしなければならないのは、苦痛だ。
そこで、格安で使い放題契約のWiMAX/WiMAX2+契約を利用しようという訳だ。
WiMAXやWiMAX2+を提供しているUQコミュニケーションズと契約した場合、月額3,696円でデータ通信が使い放題となる。WiMAXはずっと使い放題、新しい通信のWiMAX2+も契約から2年間は使い放題が利用できるのだ。
つまり、各大手キャリアの2Gバイト使える金額とほぼ同等の金額で使い放題を利用できるのだ。これを使わない手はない。
●どの辺が上級者向けなのか
ここまで紹介したプラン活用だが、そう難しそうでも無いように思える人もいるだろう。しかしながら、一般の利用者にはやはりハードルが高いのだ。
・格安SIMで使うスマートフォンやタブレットを自分で用意する必要がある
・格安SIM専門カウンターは非常に少なく、格安SIMについてある程度知識が必要
・常に2台(以上)持ちとなる
この節約術は、上記の条件をクリアし、毎月の通信料金の合算やデータ量を自分で把握する人のみがたどり着けるからだ。
とはいえ、1つ1つクリアしていけば、決して出来ないプランでもない。通話し放題プランを導入しつつ少しでも安くスマートフォンを活用したい場合、効果てき面なプランなので、ぜひ検討してみよう!
※記事中の料金はすべて税別です
布施 繁樹