三浦氏が“ジョーカーになりえる”と期待した齋藤学 (PHOTO KISHIMOTO/2012年2月 U-23マレーシア代表戦より)

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5日、東京・国立競技場では「キリンチャレンジカップ2014」が行われ、日本代表とニュージーランド代表が対戦した。

試合は岡崎慎司(2点)、香川真司、森重真人のゴールで大量4点を奪うも、試合中盤以降はニュージーランド代表にペースを奪われる時間も多く、2失点を喫するなど結果として勝利を挙げるも、試合後の日本代表選手達に笑顔はなかった。

同夜、フジテレビ「すぽると!」では、サッカー解説者・三浦淳宏氏が「期待と不安を感じた試合」と表現。「前半30分くらいまでは日本が得意のテンポのいいパスワークが発揮できたと思うんですが、後半選手を入れ替えたことでバランスと組み合わせが崩れた」と振り返った。

また、5月中旬に予定されるW杯代表メンバー発表前最後の試合となった今回の代表戦で“アピールした選手”を訊かれた三浦氏は、「山口(螢)選手と青山(敏弘)選手のダブルボランチですね」と切り出すと、「初めてコンビを組んだと思うんですけど、すごく二人のコンビがよかった」と絶賛した。

その理由を「素早い高い位置からのアプローチですね。これができた。真ん中の位置を締めることで縦パスを出させない守備。攻撃に関しても縦パスを逆に入れていく。隙があれば相手の隙を突いて縦パスを入れる。こういう攻撃が出来ていた」と説明。他に印象に残った選手を訊かれると、齋藤学の名を挙げた三浦氏は「ものすごい可能性を感じましたね。驚異的なスピードや一瞬のスピード。W杯のジョーカー的存在になりえる」と語った。