渡部暁斗 (12日、ルスキエ・ゴルキ・ジャンピング・センター、撮影:フォート・キシモト)

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12日、ソチ五輪ノルディックスキー複合・男子ノーマルヒル個人において、渡部暁斗が日本の複合では20年ぶりの快挙となる銀メダルを獲得した。すると、13日放送、日本テレビ「スッキリ!!」では、元ノルディック複合選手で長野五輪、ソルトレイクシティ五輪に出場している森敏氏が電話で出演。渡部暁斗の快挙を喜んだ。

「いやー素晴らしいですね。長野オリンピックのときは獲れなかったので非常に感激しました」と切り出した森氏は、渡部の勝因を「やはりジャンプで3位以下に差をつけれたということ」と語りつつ、金メダルを獲得したエリック・フレンツェルに遅れをとった点については「1位のエリック選手、最後やはり強いですので、暁斗選手もはやめにスタートして引き離しにかかったんですが、そこを引き離すことができずに負けたって感じ」と振り返った。

また、「ノーマルヒルよりもラージヒルの方がチャンスが大きいなと思ってた。ノーマルヒルで銀メダル獲れましたので、今後は金メダルを狙ってほしいと思います」」という森氏は、18日に開催される渡部のラージヒルに期待を寄せると、その理由を「ラージヒルのほうが、エリック選手よりもジャンプで跳べば、かなり金メダルの確立は高くなる。やはり最後の勝負になると負ける確率が高いんですけど、走る総合力としては暁斗選手の方がありますので、追いつかれずに逃げ切ることがラージヒルでは可能になる」と説明した。