もはやキーボードもマウスもbluetoothが当たり前…!

写真拡大

冬のスポーツと言えば、スキーやスノーボード。ソチに影響されて、ウインタースポーツ熱も急上昇! つい先日も友人と冬山に出かけてきました。道中にみんなでワイワイするのも楽しみの一つで、流す音楽も持ち周りだから「それかよ!」という音楽もたまにあってまた面白い。

だけどちょっとした事件が。カーナビとスマホをつなぐFMトランスミッターを忘れるという大失態をおかしてしまい、ラジオを延々と流すはめに…。ラジオは好きなんだけど、恒例の“ワイワイ”ができないからテンションガタオチ…。に、なるかと思いきや、友人がコードを使わずに、車で音楽を流し始めたんです。なるほど、Bluetooth(ブルートゥース)か! 今や聞いたことがある人も多いだろうが、デジタル機器用近距離無線通信の規格のひとつだ。良く考えるとちょっと変わった名前。青い歯って!? 由来は実在したノルウェーとデンマークを無血統合させた王様の名前で、無線通信規格の統合を願ってのネーミングらしい。

ダウンロードした音楽をスマホで聴く人たちは今や日常の光景となった。LTEやWiMAXなどの高速通信が可能なサービスの普及によって、今後ますます音楽だけでなく動画コンテンツも含め、モバイル機器による楽しみ方が広まることだろう。こうしてコンテンツが充実したスマホを身の回りの電子機器の中でどう活かすか。そんな時に活躍しそうなのがBluetoothだ。

Bluetoothは色々な機器に採用されているわりに意外と使ったことがないという人も多いかも。通信規格ってここ数年でものすごく増えたから、無理ないよな。そもそもBluetoothとはデジタル機器同士(おもにパソコンやモバイル)を相互接続するために開発された2.4GHz帯の無線規格。特徴としては、低電力、小型・軽量、エアコンのリモコンでお馴染みの赤外線通信と違い、障害物があっても通信できるのでカバンの中に機器を入れていてもオッケー! 通信距離が通常約10メートル(送信電力を上げると最大100メートル)で、遠方の機器同士ではなく身近なところに向いていることなどだ。
で、具体的にどんなふうに使われているの? 短距離通信という特性もあって、iPadやPS3をワイヤレスのキーボード、コントローラーで操作したり、ケータイ、iPhone、スマホにヘッドセットをつないでハンズフリー通話。確かに最近、独り言をブツブツ言いながら歩いている人をよく見る。

あとはBluetooth接続で対戦・協力プレイができるゲームもある。つなぎ方は簡単。Bluetoothの接続がオンになった状態であれば、多少遠くても繋げたい機器同士が自動で認識し合うため、その機器を選べばいいだけ(これをペアリングと言う)。最近はセキュリティ上、パスキーと言われるパスワードの入力が求められる時もあるが、一度認識させ、その機器のBluetoothがオンになっていれば、2回目以降は自動で繋がってくれるから手間いらずだ。

基本的にモバイル機器にBluetooth対応が多く、最新のカーオーディオやカーナビもそれに当てはまる。これとスマホをBluetoothで接続することによって便利な使い方がいろいろ実現する。そのひとつが車の中で音楽を聴くとき。思えば、自分が若い頃はFMラジオを流したり、持ち込んだ音楽CDをカーオーディオで再生することなどが主流だった。カセットテープがいっぱい入ったケースが助手席に置かれている風景もよく見たもんだ。

それが今となっては、ドライブに持って行く音楽を選ぶ手間も省けるし、「あの曲なんだっけ?あ、それ持ってるかも!」ですぐにみんなで思いついた曲を聴く事ができるんだから、好きだったワイワイが、もっと簡単なワイワイに!(ワイワイってなんだ)。

それに音楽だけでは無く、最近、カロッツェリアからは、スマホに入っている動画を車載機側のモニターで見る製品まで登場している。アプリを画面から操作する事もできるのだ。みんなで「歌ってみた」がすぐにできる。

障害物があっても通信できるから後部座席からでも操作できるし、ラジオや高速通信サービスのように遠距離電波でつながっているのではないので、トンネルの中やビルの谷間のような通常電波のつながりにくい場所でも問題ない。

ちょうどいい時に音楽や映像が途切れる事も無い! まさにBluetoothは車内に適した無線といえよう。カーオーディオやカーナビもBluetooth対応の製品が増えてきているようだ。

せっかくこんなに便利な機能があるというのに、使わない手は無い。それに最近は、クルマとスマホをつなげる事を「カースマ」というらしい。スマホのアプリ次第で、いろいろな事が車の中でできるようになる。ますます便利な世の中になったものだ。

■プレゼント付きのカースマ特集ページこちら! PC版 SP版