PXCからメジャー出場を果たす、ジョー・タイマングロ (C)MMAPLANET

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13日(金・現地時間)にカリフォルニア州テメキュラのペチャンガ・リゾート&カジノで開催されるBellator 99。同大会で開幕するシーズン9フェザー級トーナメントに、グアムからベイビー・ジョーこと、ジョー・タイマングロが出場する。

ロシア人の活躍、ディエゴ・ヌネスの参戦と注目を集めるベラトール・フェザー級トーナメントに関して、ベイビー・ジョーにインタビューを試みた。

――今年の3月にPXCフェザー級のベルトを返上し、ベラトール参戦を決め、13日にはフェザー級トーナメント出場が決まっています。

「グアムを代表し、全米でTV中継のあるイベントで自分の力を証明したいと思ってきた。正直、プレッシャーは感じているけど、ベラトール99で戦えることはとてもハッピーだよ」

――今はずっとサンディエゴのアライアンスMMAでトレーニングを積んでいるのでしょうか。

「2013年の最初にサンディエゴに引っ越して、ずっとここでフルタイムのプロフェッショナル・ファイターとしてトレーニングを積んできた。以前はATTでも練習していたけど、ここからフロリダはとても遠いから、今は向こうで練習することはなくなったんだ。サンディエゴは、すぐビーチもあるし、自分のホームのような気持ちになれる街で、グアムの人間も多いんだ。素晴らしいチームもあるし、サンディエゴはファイターとして成長するのに凄く適していると思ったんだ。

ジョン・タックはアリゾナに行き、ベンソン・ヘンダーソンと練習しているけどね。彼はアリゾナで頑張り、僕はサンディエゴで頑張るよ。ジョンは強くなるためにベンソンが必要で、僕にはドミニク・クルーズの存在が欠かせないんだよ」

――ところでフェザー級GPの相手アンドレ・フィッシャーは英国人ファイターですが、日本ではほとんど知られていない相手です。

「打撃とパウンドが強い。それは僕も同じで、僕の長所と彼の長所がぶつかり合う、激しいファイトになるだろうね。タフな感じだし、とにかく万全を期して試合に臨むよ」

――今回のトーナメントブラジル人同士、ロシア人同士が初戦で戦うことに関して、不公正さが感じられるのは、否めないです。

「う〜ん、トーナメント戦だし、勝ち上がればいずれぶつかることだから、あんまりそういう風には考えたことはないね。ブラジル人同士だろうが、ロシア人同士だろうが、グアム人と英国人が戦おうが、勝った者が次のラウンドに進む。それに3人もブラジル人が出場するなら、序盤で戦うこともあるだろう。

誰もが勝てる、そして誰もが負ける可能性のあるレベルの高いトーナメントだ。国籍は関係ないし、強い人間が勝ち残るだけさ。シャークとゴールドフィッシュという顔合わせではないよ。皆が潰し合いをするトーナメントになる」

――そのなかでも最も警戒しているファイターは誰になりますか。

「ブラジル人とロシア人は外せないよね(笑)。レスリング、グレコも強いし、柔術も強くて、オールラウンダーだからね。この階級のトップばかりが集まったトーナメントといえるだろうね。そんなトーナメントにグアム代表として参加できて、嬉しいし凄く光栄だよ」

――ベラトールはロシア人に幅広く、門戸を開放し、実力者が続々と登場していますね。

「ロシアのような格闘技に造詣の深い国のファイターが多く参加することは、楽しみでしょうがないよ。彼らは肝っ玉が据わっているし、とにかく強い。色んな国の選手が大きな舞台で戦いたいと思っていて、ベラトールはロシア勢だけでなく、ブラジル、ポーランド、日本、そしてグアムと色んな国の選手の力を試してくれる。どこの国のファイターだって、ベラトールで戦うチャンスがあると思うよ」