きゃりーぱみゅぱみゅの韓国公演が中止「理由は分かりません」

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3月10日に予定されていたきゃりーぱみゅぱみゅの韓国公演が、中止になっていたことが分かった。

きゃりーは今年初め、ツイッターに掲載したコスプレ画像が韓国で大きな物議をかもしており、韓国ではその出来事が中止の原因になったと見られている。

2月のヨーロッパでのワールドツアー「100%KPP WORLD TOUR 2013」を成功させたきゃりーは、3月には韓国や台湾、香港などアジアを、4月には米国とオーストラリアを巡る予定だ。

韓国の報道によると、今月10日にソウル市のユニクロアックスホールで韓国公演が行われる予定だったが、公演2週間前になり突如中止となった。ユニクロアックスホール側は、「きゃりーぱみゅぱみゅの所属会社から公演中止の連絡があった。チケットのオープン前なので払い戻しの手続きなどはない」と説明し、公演中止については「具体的な理由は分からない」と話した。

だが、韓国の音楽関係者は公演中止について、きゃりーがツイッターに掲載した画像をめぐる問題が影響を与えたとの見方を示した。

韓国では太陽光線が八方に広がる様子を「旭日旗」と結びつけ、軍国主義の象徴として問題視する傾向がある。問題になった画像には赤い太陽光が八方に広がる様子がデザインされており、当時韓国では「旭日旗をモチーフにした」「戦犯旗を掲げるなんて失望した」などと反発の声が上がった。また、この問題により公演の広報も満足にできなかったという。

だが、「絶対に行きたい」「韓国できゃりーの公演が見られるなんて夢みたい」などと公演を心待ちにしていた韓国ファンがいたことも事実。一部の人による過剰な反日感情が原因で中止になったのだとしたら、実に残念なことである。

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・参照:News24
・参照:naeil

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