NFC対応や通話ボタンも備えたソニー製のワイヤレスステレオヘッドホン「MDR-1R」を試す【音響機器レビュー】
ソニーから10月27日に発売されたBluetooth対応ワイヤレスヘッドセット「MDR-1RBT」は、スマートフォンやソニー製の「WALKMAN」、アップル製の「iPod touch」といったポータブルミュージックプレーヤーとBlutoothによる接続をすることで、高品質な音質をワイヤレスで楽しめるヘッドセットです。
MDR-1RBTの大きな特長は、NFC(Near Field Communication)を搭載していることで、NFC対応のスマートフォンや、一部のおサイフケータイ対応のスマートフォンなどとBluetoothにおける接続、切断、接続切り替えといったペアリング作業をワンタッチで行えるところです。
価格は、ソニーの公式オンラインショップでは34,800円となっています。
今回はこのMDR-1RBTの使用感をレポートしたいと思います。
重厚でしっかりしたイメージのデザイン
ヘッドホン部分は回転する
ヘッドホン部分の内側
ヘッドホン部分には各種ボタン、スイッチ、端子類を搭載する
ヘッドホン部分には、電源ボタンのほかにも再生、一時停止、早送り、早戻しのスイッチ、USB接続端子などを搭載しており、さらに通話ボタンおよびマイクを備えます。
ヘッドセットというだけあってただのヘッドホンではなく、スマートフォンと接続した際に通話も可能になっている点も特長です。もちろんそれほど通話をしない方はヘッドホンとして使うこともできます。
本体の重さは内蔵充電池を含んで約297gですが、装着したみたところ見た目のイメージよりは重さを感じさせず快適に音楽を楽しめる印象です。
充電時間は約6時間、連続音楽再生時間と連続通話時間はどちらも約30時間となっており、長時間ワイヤレスで音楽や通話を楽しめます。付属品として、接続コード(1.5m)、マイクロUSBケーブル(0.5m)、キャリングポーチが同梱します。
LEDランプも備える
ボリュームボタンやNFCのスイッチも搭載
アンプにはソニーの誇るフルデジタルアンプ「S-Master」をヘッドホン用に最適化して搭載し、理想的な周波数特性の実現するデジタルイコライザーも搭載しています。実際に聞いてみると、音がこもることもなく、高音がストレートに伸びるクリアな音質が堪能できます。
バッテリー内蔵タイプで、付属のUSBケーブルでパソコンと接続して充電できます。ACアダプタは付属しませんが、USB端子はmicroUSBとなっているので、スマートフォン感覚で充電できるのが便利です。
自宅内で移動しながら音楽を聞くのはもちろん、外出時も絡まるコードに悩まされず、快適に音楽や通話を楽しめる優れもののヘッドセットです。
●MDR-1RBTのポイント
・音楽や通話がワイヤレスで30時間楽しめる
・NFC搭載でペアリングから接続・切断・接続切り替えがワンタッチ
・ソニーが誇るデジタルアンプ「S-Master」を搭載。クリアな音質で音楽が聴ける
■スペック
●ヘッドホン部
型式:密閉ダイナミック型
ドライバーユニット:40mm
再生周波数帯域:4Hz-80,000Hz(Bluetooth使用時は20Hz-20,000Hz)
電源:内蔵リチウムイオン充電池
充電時間:約6時間
電池持続時間:連続音楽再生時間:約30時間/連続通話時間:約30時間/待受時間:最大200時間
質量:約297g(内蔵充電池含む)
●マイクロホン部
型式:エレクトレットコンデンサー型
指向特性:全指向性
有効周波数帯域:100-4,000Hz
●Bluetooth
通信方式:Bluetooth標準規格 Version3.0
出力:Bluetooth power class2
最大通信距離:見通し距離 約10m
使用周波数帯域:2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz)
変調方式:FHSS
対応Bluetoothプロファイル:A2DP, AVRCP, HFP, HSP
対応コーデック:SBC AAC
対応コンテンツ保護:SCMS-T方式
伝送帯域(A2DP):20Hz - 20,000Hz
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